敵地で2-0快勝

UEFA欧州リーグ(EL)決勝トーナメント1回戦第2戦が2月21日、欧州各地で行われ、日本代表FWと同DFのシュトゥットガルトは、敵地でゲンク(ベルギー)に2-0で勝ち、第1戦との合計を3-1として16強入りを決めた。酒井は右サイドバックでフル出場。岡崎はFWで先発し、77分に退いた。両選手とも得点こそなかったものの、攻守に奮闘しチームの無失点勝利に大きく貢献した。

シュトゥットガルトは昨季ブンデスリーガ6位で終了し、今季の欧州リーグの最終予選(プレーオフ、昨年8月)への出場権を獲得。ディナモ・モスクワ相手に勝ち抜き、ドイツの他の3チーム(メンヘングラートバッハ、レーバークーゼン、ハノーファー)とともに、9月からの本選に出場した。そのうち16強入りしたのはシュトゥットガルトだけだ。

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シュトゥットガルトは岡崎とイビシェビッチを2トップに据えた4-4-2の攻撃的な布陣で臨んだ。出場停止のDFニーダーマイヤーに代わる左のセンターバックには、19歳のU21ドイツ代表DFリューディガーが入った。ゲンクは第1戦で途中出場し、試合終了間際に同点弾を放ったFWプレットが先発入りした。

序盤から両者が果敢に攻撃



序盤から両チームが積極果敢に攻める展開となり、最初に決定機を作ったのはシュトゥットガルト。15分、酒井が相手陣の中盤から緩いクロスを放り込むと、ゲンクのGKケテレシュとFWイビシェビッチの空中戦から、岡崎の前にボールがこぼれた。岡崎が即座に反転しながら左足で放ったシュートは枠を捉えたが、惜しくもディフェンダーに弾き出された。その後もシュトゥットガルト攻勢で試合が進む。28分は、イビシェビッチの見事な右サイド突破から、クロスにMFハーニクがダイレクトで合わせゴールに襲い掛かった。ここは惜しくも、クロスバーのわずか上を通過した。

酒井の右CKからシュトゥットガルトが先制



そして遂に試合が動いたのは前半終了間際の45分。右コーナーキックの場面で、酒井がファーサイドへ緩いクロスを蹴った。空中戦からボールがペナルティエリア手前左にこぼれたところを、左サイドバックのボカがダイレクトで打ち返し、強烈なシュートは相手選手2人に当って軌道を変えながらもゴールに吸い込まれた。

後半もシュトゥットガルトが落ち着いた試合運びを見せる。54分には得点にはつながらなかったが、左サイド攻撃からイビシェビッチがゴール正面でボレーシュートを放つ好機を迎えた。そしてその4分後、シュトゥットガルトが16強入りを決定づける得点を奪い取る。MFクビストが自陣でのインターセプトから中央をドリブルで切り裂き、ペナルティエリア内左のMFゲントナーにラストパス。ゲントナーは目の前に立ちはだかるディフェンダーを華麗な切り返しでかわし、見事なシュートで右サイドネットを揺らした。試合はこのままシュトゥットガルトが2-0で勝利。決勝トーナメント2回戦に駒を進めた。

岡崎はマッチウィナー並みの活躍



全員が良く走ったシュトゥットガルトでも、前線から相手に徹底してプレスをかけた岡崎の働きは特に目立った。1対1の競り合いにも一切恐れることなく積極的に挑み、ゲンクの攻撃を要所要所で防ぎ、自身のゴールこそなかったもののマッチウィナー並みの活躍だった。酒井高も特に守備で健闘。相手の激しいチェックに何度も遭い、うち2度は試合中にドクターの治療を要するほどだったが、いずれもピッチに復帰しフル出場を果たした。

シュトゥットガルトは決勝トーナメント2回戦第1戦の3月7日、本拠地でラツィオ(イタリア)と対戦する。