予想覆し16強入りなるか

2月20日、UEFA欧州リーグ(EL)決勝トーナメント1回戦第2戦に臨むブンデスリーガシュトゥットガルトハノーファーレーバークーゼンメンヘングラートバッハの置かれている状況はいずれも厳しい。

ゲンク対シュトゥットガルトの見どころへ

ハノーファー 対 アンジ(ロシア)



日本代表DF酒井宏樹の所属するハノーファーは先週行われた第1戦、アウェーで1-3と完敗を喫した。これによって決勝トーナメント1回戦敗退の可能性が大きくなった。酒井はベンチ入りしたが出場機会はなかった。昨年の準々決勝進出より上を目指していたハノーファーだが、厳しい状況に追い込まれた。

しかし本拠地での強さには定評のあるハノーファー。第1戦でも得点したハンガリー代表MFフスティをはじめ、コートジボワール代表FWヤコナン、セネガル代表FWジュフといったゴールゲッターがそろっており、加えて負傷で離脱していたノルウェー代表FWアブデラウエも戦列復帰する。ヤコナンは「木曜が楽しみ。この試合は大きな挑戦だけど、僕らはチャンスを信じる。ウチはホームではいつも抜きんでたパフォーマンスができるんだ」と自信をみせる。

また、酒井はリーグ戦前節ニュルンベルク戦でフル出場し、前へのプレッシャーやスピードに対し高評価を得た。ミルコ・スロムカ監督も「(ニュルンベルク戦では)守備が非常に安定していた」と20日の前日会見で話しており、アンジ戦でも先発出場の可能性はある。

ベンフィカ(ポルトガル) 対 レーバークーゼン



日本代表MF細貝萌のレーバークーゼンは、第1戦ホームでの対戦は0-1で敗れた。細貝は右サイドバックで先発し82分に交代。相手の堅守を崩せずホームで敗戦を喫したレーバークーゼンにとって、16強入りはかなり厳しくなっている。しかし過去にはアウェーで行われた第1戦を0-3で落としながらも、第2戦では3-0で延長に持ち込み、さらにPK戦にもつれ込んだ末の優勝(1987/88シーズン決勝戦)という実績もある。チームは形勢逆転からの勝ち抜けへ望みを捨てていない。

20日にリスボンで行われれた記者会見で、サミ・ヒピエ総監督は「条件は良くないが、何をすべきかは分かっている」と述べた。また、会見に同席したFWキースリングも「やる気は十分だ。こういう試合こそやる楽しみがある。絶対に勝利する、全員がベスト16入りするという目標を共有している」と意気込みを語った。

ラツィオ(イタリア) 対 メンヘングラートバッハ



第1戦はメンヘングラートバッハの本拠地で行われた。前半17分にPKで先制したメンヘングラートバッハだったが、打ち合いの展開になるとシュトゥットガルトと同様に後半ロスタイムまさかの同点弾を許し、3-3で引き分けた。他のドイツ勢と同様に、16強進出には決して有利とはいえない立場に立たされている。遠征には、リーグ戦前節ハンブルク戦の18人に加えて、リングとコープの両MF、そして第3GKとしてコンパラも同行する。欠場するのは肉離れでリハビリトレーニング中のFWムラパと左足首を負傷しているFWルゴタの2人。勝利以外に勝ち抜けの道はないが、DFウェントは「ラツィオはアウェーでゴールを決めた。僕らだけがそれをできない理由はないよ。1-0での勝利で十分なんだ」と話している。