【ミュンヘン発・bundesliga.de 編集部】日本代表DFの所属するシャルケが成績不振から抜け出せずにいる。第21節でも首位を独走するバイエルンにまったく歯が立たず、0-4と惨敗。という現状に、サッカーのエリート集団は戸惑いの色を隠せない。

第21節は唯でさえ不安定なチーム状況に追い討ちをかけるように、不運に不運が重なった。事の始まりは前節フュルト戦の8分、オーストリア代表でシャルケの左SBを務めるに累積5度目の警告が出され、バイエルン戦での欠場が決まった。水曜にはオランダ代表FWが左目を負傷、木曜にはMFが風邪をこじらせるなど、主力の欠場が続々と確実になった。

不運の極みは金曜、ペルー代表MFファルファンがトリニダード・トバゴで行われた代表戦からの帰り道にを食らったこと。同選手はバイエルン戦には辛うじて間に合ったものの、ケラー監督はコンディションを考慮した末、先発させないという苦渋の決断を下さざるを得なかった。

しかし当初、シャルケはこの苦境にもめげず、敵地ミュンヘンで攻めの姿勢を貫くつもりだった。ところが19分、PKからの失点で出鼻をくじかれると、早くも気力を失ってしまう。キャプテンのDFヘーベデスは「途中からチームに反撃する意思が感じられず、最後の最後には相手に屈する形になってしまった。これではダメだ」と試合を振り返った。ケラー監督も「選手が臆病になってしまい、前線で仕掛けるなどしてバイエルンに対抗できていなかった」と2点差になって諦めモードに入った選手の態度に不満の色を示した。

試合のデータを列挙すると次のようになる。シャルケはシュート4本(バイエルンは15本)、1対1の勝率46.3%、ボール支配率34.6%、パスミス率21.2%。これを見れば試合内容は明らかだ。

このような状況だが、シャルケは監督交代の可能性を否定している。スポーツディレクターのホースト・ヘルト氏は「チームが力を合わせて、立ち上がらなければならない」と語り、選手を鼓舞する。ケラー監督は「唯でさえ背負っているプレッシャーは大きい。それがこれ以上大きくなるかは分からない。これからも今まで通りやっていく。受け入れるしかない」と述べた。

シャルケは16日、昨年末に行われたで敗戦を喫したマインツとの一戦を控えている。ケラー監督にとってはデビュー戦で出鼻をくじかれた宿敵であり、リベンジを果たしたいところだ。いずれにせよ、今度のマインツ戦がサッカーのエリート集団シャルケにとって今季のターニングポイントになることは間違いない。


Johannes Fischer (ヨハネス・フィッシャー)