MFの所属するVfRアーレンは8日、ブンデスリーガ2部第21節で首位のアイントラハト・ブラウンシュバイクと対戦し、1-1で引き分けた。阿部は移籍後2戦連続でベンチ入りしたが、出場機会はなかった。

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今季第2節以降ひたすら首位を突っ走るブラウンシュバイクは、この試合に勝てば6戦負けなしの勝ち点50となる。第21節終了時点でのこの数字は、現在の勝ち点のシステムが導入された1995年以降では初であり、1部昇格は統計的に見ればほぼ確実となる。一方のアーレンは、今季開幕戦でデュイスブルクを4-1のスコアで下して開幕ダッシュをみせ、その後順位は上下を繰り返しているものの前節ではMFが所属するボーフムと引き分け、今季昇格チームとしては上々の成績を残している。

最初の得点チャンスをつかんだのはブラウンシュバイク。6分、ボーラントのシュートはブロックされるが、アデミがゴール前でフリーになるとこぼれ球をシュートにいくも枠外へ。ブラウンシュバイクは60%以上のボール支配率で攻撃を仕掛けるが、前節終了時点まででリーグ2位タイの18失点と、堅い守備が持ち味のアーレンは首位相手にきっちりと守り、ゴールラインを割らせない。33分、アーレンにようやくビッグチャンスが訪れる。ゴール前でレヒライターがDF2人に囲まれながらもシュートを放つ。これはGKに弾かれるが、ブラウンシュバイクをひやりとさせた。45分、ハラーが一人でボールをキープしそのままペナルティエリア内に持ち込むと、足を引っかけられて転倒し、アーレンはPKを獲得する。バレンティニがこれをきっちりと決めると、アーレンが貴重な先制点を決め、1-0で前半を折り返す。

後半、逆転を狙うブラウンシュバイクの攻撃が勢いを増し、57分、65分、66分、67分と立て続けにアーレンゴールを脅かすが、GKをはじめアーレン守備陣が決死の守りをみせる。79分にはシディマールが一人抜け出すとGKと1対1になるが、ふわりと浮かせたシュートはGKにキャッチされ、追加点のチャンスを逃す。そのままアーレンが逃げ切るかと思われたが86分、ブラウンシュバイクがついにメアケルのゴールで同点に追いつくと、1-1の引き分けに持ち込み、首位の意地を見せた。

プレー機会には恵まれなかった阿部だが、「勝手がいろいろ分かってきたし、自分なりにやりやすい環境を徐々につくりたい」と入団から3週間弱が経過し、チームには馴染んできた様子。「今まで(アーレンのような)引いて守るチームでプレーしたことはなかったので、出てみないと。早く出たいですね」と出場を心待ちにしていた。