前半戦の日本人選手を振り返る(10)

今季開幕前、Jリーグ川崎フロンターレからブンデスリーガ2部のボーフムへ加入した田坂。リーグ戦18試合に出場してうち16試合で先発出場した。パス成功率は82,8%と高く、プレーの精度の高さを表している。合計プレー時間は1422分で、2ゴール3アシストを記録し、即戦力としての期待に応える結果を出している。

初得点は第7節のカイザースラウテルン戦。惜しくも試合は1-2で敗れたが、ドイツのサッカーへの慣れや、チームメイトとのコミュニケーションが取れてきた結果生まれたゴールだった。開幕戦、第2節では左サイドで出場したが、それ以降は右のMFとしてプレーすることも多く、両サイドをこなすマルチプレーヤーぶりを発揮しており、すでに中盤の要としてチームの中心選手となった。またセットプレーからの正確なキックでチームの攻撃に大きく貢献している。

チームは第19節を終了して15位と低迷しているが、第11節終了後にして以来は、徐々にだが調子も内容も上向いている。田坂は12月14日の練習中に膝を負傷し、年明けのトルコ合宿中にも打撲を負い、治療中。リーグ戦が冬季中断期間を終え再開する2月1日のアーレン戦への遠征にも参加しておらず、欠場がはっきりしている。

だが本人が「サイドで起点になってゴールへ向かうプレーや、しっかりプレースバックしてディフェンスに貢献することが、このチームで求められている自分の役割」と話すように、怪我から復帰すれば再び主力としてチームを引っ張っていけるだろう。



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