敵地でドルトムントに臨む

ブンデスリーガ第19節は、昨季2冠王者のドルトムント対日本代表MFが所属するニュルンベルクの一戦で始まる。前半戦では1-1の痛み分けとなったこのカード。勝利の女神は今回、どちらにほほ笑むのか。

王者ドルトムントは今季、リーグ戦ではすでに3敗を喫するなど昨シーズンほどの勢いはなく、首位バイエルンとの勝ち点差は12と大きく離され、3連覇が危ぶまれている。それでも前半戦を3位で折り返し、後半開幕戦はブレーメン相手に5-0と完勝。格の違いを見せつけた。得点ランキング10位以内にレバンドフスキ(11点)、ロイスゲッツェ(ともに7点)の3人を擁する攻撃力は、リーグでも折り紙つきだ。

第2節(2012年9月1日)での対決では、31分にニュルンベルクがペクハートのゴールで先制し、40分にドルトムントがブワシュチコフスキのゴールで追いついている。ブワシュチコフスキは先週行われた第18節ブレーメン戦でも得点、さらにこの試合では上記の3選手もゴールを決めており、攻撃面は絶好調といえるだろう。

新監督初戦は引き分け



ニュルンベルクは冬季中断期間中の監督交代を経て、後半開幕戦ではウィージンガー新監督のもとホームでハンブルクと引き分けに終わった。しかし水曜に行われた監督会見では、「(前節は)前半は多くのポジティブな印象を残した。コンパクトにプレーしていたし、1対1では相手に強く行けていた。残念ながら後半は調子が落ちてしまったが……」とチームに対しての満足感を示した。強豪ドルトムント相手にどこまで食い下がれるか、その手腕が注目される。

清武は前節、先発メンバーから外れ「(先発から外れたことは)何が理由かは分からない。外れたので、もう一度新しい気持ちで頑張りたい」と語った。最近行われたインタビューでは、ブンデスリーガで一目置くチームを「断然ドルトムント。素早いパスワークで、対戦相手の守備を圧倒している。バイエルンも素晴らしいチームだが、スタイルが一番好きなのはドルトムント」と明かしている。その王者との対戦で再度レギュラーの座を取り戻し、得意のFKでゴールを狙いたい。

今季バイエルンとドルトムントの両方から勝ち点を奪った唯一のチーム



過去の両チームの対戦成績は、ドルトムントの30勝18敗13分。昨季王者は金曜日のホームゲームでは圧倒的な強さを誇り、2004年1月以来負けなしというデータもある。いっぽうニュルンベルクは、1990年11月の試合での勝利を最後に、ドルトムントの本拠地での白星はない。現在の調子からも昨季王者有利の予想は動かないが、今季バイエルンとドルトムントの両チームから勝ち点を奪っているのはニュルンベルクだけ。前半戦では引き分けているだけに、ニュルンベルクの健闘も期待される。