第19節 26日(土)6試合の見どころ



15時30分開始

フランクフルト 対 ホッフェンハイム

日本代表MFが所属するアイントラハト・フランクフルトと同MF宇佐美貴史ホッフェンハイムが顔を合わせる。日本のファンには注目の一戦で、「タカシ対決」が実現する可能性は高い。フランクフルトは前節レーバークーゼンと対戦し、勝利すれば約3カ月ぶりに2位に浮上することができたが、あえなく敗戦し機会を逃した。しかし、キースリングと得点王争いを続ける12得点のMFは前節でも1ゴールを決め、好調ぶりを見せている。加えて、6得点のアイクナー、5得点の乾貴士からなる2列目の3人がホッフェンハイム守備陣を苦しませることは必至。リーグ最多失点で守備面で不安を抱えるホッフェンハイムに対し先制点を奪うことができれば、精神的なダメージも与えられるはずだ。逆にホッフェンハイムは前節で守備面での改善を見せた。メンヘングラートバッハを相手に0-0で切り抜け、12試合ぶり今季3度目の完封試合をやってのけた。白星こそならなかったが、連敗は6でストップ。第2節で4-0で惨敗したフランクフルトが相手では難しいが、クアツ監督仕込みの堅守を頼りに第10節以来遠ざかっている勝利への足がかりを作りたい。宇佐美は前節で7戦ぶりに先発入りし、今回も先発出場の見込みだ。


フュルト 対 マインツ

最下位フュルトが本拠地トロリ・アレーナで対戦するのは7位マインツ。前節でアウクスブルクが今季2勝目を上げたことで、唯一勝ち点が1桁(9点)のチームとなった。DFBカップで準々決勝進出を決め、好調を維持するマインツは決して楽な相手ではない。前半戦序盤に比べると調子が陰りを見せてはいるものの、9ゴールで得点ランキング6位のソロイも、依然大きな脅威である。だが、第2節における両チームの対戦では、フュルトがMFの1部でのはクラブ史上初となるゴールで、今季唯一の勝利をものにした。相性は悪くないと言える。故障からの復帰が予想される攻撃の要MFプリプと今冬新加入したストライカーFWジュルジッチが、リーグ最少得点(11点)に甘んじるチームの攻撃をどこまで盛り立てられるかが、勝負の決め手になる。


メンヘングラートバッハ 対 デュッセルドルフ

30km程の近距離に位置する2チームによるダービー。前節では両チームとも下位相手に苦しんだ。8位のメンヘングラートバッハは、リーグ最多失点かつ6連敗で不調に陥っていたホッフェンハイムに対して、得点することができず、引き分けに甘んじた。対するデュッセルドルフ(14位)は最下位のアウクスブルクに対して、ミスからの失点があだとなり、敗戦を喫した。両チームは今季既に2度対戦しており、第2節では0-0の引き分け、DFBカップ2回戦では1-0でデュッセルドルフが勝利した。しかし、今回敵地で挑むデュッセルドルフはアウェーでの成績が、直近の5戦で1分4敗、最後の勝利が9月25日の第5節と悪く、今回はメンヘングラートバッハに分がありそうだ。MF大前元紀は前節69分から出場し、公式戦デビューを果たしたものの、「アピールする時間はあった中での途中出場は悔しいし、まったく納得していない」と試合後のインタビューで唇を噛んだ。出場時間が延びるか否かに注目が集まる。


アウクスブルク 対 シャルケ

アウクスブルクは前節で11試合ぶり今季2度目の勝利を挙げ、入れ替え戦に回る16位との勝ち点差を1点にまで詰め、1部残留に望みをつないだ。しかし、試合内容としては、24本のシュートを放ってクラブ記録を塗り替えたものの、3得点のうち2点が相手のミスから入ったものだった。これを考慮すると、今後も継続的に得点を重ねられる保証はなく、勝ち点を今後も積み上げていけるかは未知数。対するシャルケは前節でハノーファーとの打ち合いを制し、7戦ぶりの勝利で悪い流れを断ち切った。米国代表MFジョーンズは前節同様、欠場するが、昨季得点王のオランダ代表FWフンテラーは出場停止が解ける。前半戦は不振から抜け出せず、5ゴールに終わっただけに、後半戦での巻き返しに期待がかかる。日本代表DF内田篤人は前節で11試合目のフル出場を果たし、5-4という結果を「なんであんなに簡単に点が入るのかと思ったけど、まあ勝ったからいいんじゃないですか」と振り返った。今季は故障した期間を除いて、順調に先発出場の回数を増やしてきただけに、レギュラーの座を守るためにも大量失点はなんとしても避けたい。


ハノーファー 対 ウォルフスブルク

ドイツ北部ニーダーザクセン州の2チームが対戦するダービー。日本代表DF酒井宏樹と同MF長谷部誠による日本人対決実現の可能性がある。前半戦の両チームの対戦では、4アシストのMFフスティ、2得点のソビアクらの活躍で、ハノーファーが4-0と快勝した。しかし、ハノーファーは前節シャルケ戦の5-4敗戦という結果が象徴するように、強力な攻撃力を持ちながら、失点の多さに足を引っ張られるケースが多い。リーグワースト2位の失点数に歯止めがかからなければ、この試合でも多くのゴールが生まれるかもしれない。酒井は前節同様、同ポジションでレギュラーの米国代表チェルンドロが故障の影響で欠場する可能性が高いことから、出場の好機を迎えている。しかし、前節でDFチャヘトに座を譲っていることから、安易に先発出場の期待をかけることはできない。対するウォルフスブルクは前節でシュトゥットガルトを下し、デビュー戦に臨んだヘッキング監督へ勝利を献上した。新体制の真価が問われる時期であるだけに、チームの志気は高く保たれているだろう。対戦相手のハノーファーとの勝ち点差が2点で、勝利した場合に順位が入れ替わるというのも、選手のモチベーションにとってはプラス要因だ。前節で2点に絡んだディエゴの活躍に期待がかかる。長谷部は先発出場を続けていたケストナー監督の時期から一転、前節では68分からの途中出場となった。レギュラー争いの行方に注目が集まる。


18時30分開始

フライブルク 対 レーバークーゼン

土曜を締めくくるのは6位フライブルクと日本代表MF細貝萌が所属する2位レーバークーゼンの一戦。第2節の同カードの対戦では、レーバークーゼンに2-0で軍配が上がった。更に、レーバークーゼンは敵地で臨んだフライブルク戦では4連勝中で、かつ直近3試合は完封勝利だったことなど、データ上は圧倒的に有利だ。13ゴールで得点ランキングトップのキースリングの存在も大きい。フライブルクにとっては18失点でバイエルンに次ぐ好成績の堅い守りが生命線となる。細貝は前節フランクフルト戦では90分から出場。出場機会を得られるかに注目。