第18節の2日目に当たる19日、日本代表MF宇佐美貴史が所属するホッフェンハイムメンヘングラートバッハが対戦し、0-0で引き分けた。宇佐美は第11節以来の先発入りで、9試合ぶり4度目のフル出場を果たした。

クアツ監督は就任以来初の公式戦ということで采配に注目が集まるなか、4-2-3-1の陣形を選択し、宇佐美を左攻撃的MFに置いた。また、第12節以来故障で離脱していたGKティム・ビーゼも先発に戻った。

決定的なチャンスがないまま終了した前半は、両チームの対照的な戦い方が際立った。メンヘングラートバッハはショートパスを中心に組み立てるサッカーで、ポゼッションでは圧倒したが、ホッフェンハイムの必死の守りの前にシュートまで持ち込むことができなかった。逆に、ホッフェンハイムはボール奪取からの素早い切り替えを徹底することで、少ないボールタッチ数で確実にチャンスを作り、シュート数では10-3と上回った。

後半は時間の経過と共に両チーム攻撃に勢いが増していった。まずは70分、メンヘングラートバッハのコーナーキックから、FWデヨングがヘディングで完璧に合わせて、ホッフェンハイムゴールに迫る。しかし、シュートがわずかに枠外へと外れ、ホッフェンハイムは救われた。対するホッフェンハイムも85分に好機を迎える。ゴール前での混戦からこぼれたボールを宇佐美が拾い、FWホセルにバックパス。ホセルが近距離からシュートを放つが、枠を外して、決定的なチャンスを不意にした。スコアレスのまま試合は終了。ホッフェンハイムの連敗は6でストップした。無失点で90分守り通したのは、12試合ぶりで今季3度目。リーグ最多の41失点で守備が課題とされているなかで、この結果は評価に値する。

宇佐美のプレーはチームの守備的な方針を反映するするのもとなり、自陣での積極的な守備参加が際立った。攻撃面ではカウンター時に素早いコンビネーションで敵陣の深い位置まで突き進む場面が何度かあったほか、ホッフェンハイムの合計16本のシュートのうち4本を放つなど、しっかりと存在感を示した。同点のまま試合終了のホイッスルがなると、両手を頭に当てて悔しがった。試合後のインタビューでは「失点が多くて負けが続いてたので、新しい監督になってからは、その点に集中的に取り組んだ。今日は点を取れなかったが、0点で抑えられたので、監督がやろうとしてることをしっかりできたと思う。点を取るチャンスもあったので、そこで取れてたら勝てる試合だった」と手応えを語った。