前半戦の日本人選手を振り返る(8)

昨季はけがのために出遅れ、なかなか定位置を取り戻せなかった内田。開幕前の夏の合宿でしっかりと調整した今季は、前半戦は延べ12試合に出場した。いずれも先発で。Jリーグの鹿島アントラーズからブンデスリーガのシャルケに加入して3季目だが、リーグ戦出場51試合目となった第10節ホッフェンハイム戦では待望のドイツ初ゴールを決めた。

今季の延べボールタッチ数850を90分あたりに換算した77という数字はチーム内で最多クラス。クロスを上げた回数28は左サイドバックのオーストリア代表DFフックスと、右ラインの相棒であるペルー代表MFファルファンに次いでチーム内3位の数字で、攻撃的な内田のスタイルを表している。クロスの精度さえ上がれば、今後さらにゴールに絡んでいける可能性は十分にある。

いっぽう今季前半戦もケガには悩まされた。11月6日の欧州チャンピオンズリーグ、アーセナル(イングランド)戦、そして12月15日のリーグ前半最終節フライブルク戦と、いずれも試合前半に右太腿に肉離れを負って交代した。ドイツに渡ってからすでに3度の肉離れを経験しており、内田自身「(1月のリーグ再開後は)試合数も多いしもっとタフな戦いになってくる。チームのためにしっかり戦える選手になりたい」と話しているように、今後の課題はけがのない体づくりといえそうだ。

シャルケは前半戦終盤になって6戦連続勝ち星がなく順位は急降下。第17節終了後にはステーベンス前監督が解雇された。ケラー新監督のもと、どのような後半戦になるかも見どころ。



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