前半戦の日本人選手を振り返る(7)

昨季はバイエルン・ミュンヘンで、シーズン通して出場機会3回という苦渋を味わった宇佐美貴史。ホッフェンハイムに移籍した今季前半戦では13試合に出場、計784分間プレーし2得点を挙げている。開幕戦と第2節では途中出場だったが、そこで存在感を出すことに成功し、第3節以降は9試合連続で先発出場。第5節のシュトゥットガルト戦では、相手選手4人をかわしてのゴールを決めるなど華々しい活躍を見せた。

しかし日本代表戦に招集された後の11月18日ウォルフスブルク戦ではベンチ外。チームも順位を落とし始め、なんとか16位にとどまっている状態となった。4連敗を喫した第15節終了後にはついにバベル監督が解任され、第17節まで指揮を執ったクラーマー暫定監督もチームを救うことはできず6連敗で2012年を終了し、宇佐美も第14節以降は4試合連続で出場機会のないまま前半戦を終えた。

「(クラーマー暫定監督は)技術よりもハートと運動量を求めているし、それを持っているのはドイツ人」と割りきって話していた宇佐美だが、12月18日にはクアツ新監督の就任が決まった。冬の中断期間前に宇佐美は「このタイミングでシーズンが一回切れるのはラッキー。チームが変わっていこうとする時期だし、状況に流されずやることをやって、求められることをやり続ければ絶対チャンスは来るし結果を出せると思う」と話した。

年明けのポルトガル合宿中にホッフェンハイムは2つの強化試合を行った。宇佐美は、8日のスパルタ・ロッテルダム(オランダ)戦では4-2-3-1のフォーメーションの左MFで先発し、66分までプレー。11日のヘーレンフェーン(オランダ)戦では4-4-2の左MFでフル出場し、1得点を決めた。後半戦の再レギュラー獲りに向かい、前進を続ける。



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