レアル・マドリードから期限付き移籍

ボルシア・ドルトムントは1月11日、トルコ代表MFヌリ・シャヒン(24)をスペイン1部リーグのレアル・マドリードから期限付き移籍で獲得したと発表した。期限は6か月または18か月で、2017年までの契約を残すレアル・マドリードとの申し合わせにより、詳細は非公表。完全移籍できるオプションがついているかどうか、会見で問われたドルトムントのツォーク・スポーツディレクターは「ドルトムントがハンドルを握っている」と表現した。

ドルトムントのユース育ちであるシャヒンは、ブンデスリーガに16歳335日でデビュー。今でもリーグ史上最年少記録である。2010/2011シーズンには、開幕前に加入した日本代表MF香川真司らとともにリーグ優勝を果たした。シーズン終了後の2011年夏にレアル・マドリードに完全移籍したが、出場機会にほとんど恵まれないまま1シーズンを過ごし、2012年夏にリバプール(イングランド・プレミアリーグ)に期限付き移籍していた。

11日夕に開かれた緊急記者会見でシャヒンは「僕の故郷。戻って来られて本当に嬉しい。きょうメディカルチェックをしたときに(ドルトムントの)病院の看護婦さんたちがみんな大喜びしてくれて、自分も、ああ帰って来て良かった、と思った」と笑顔で話した。合宿地のスペインにいるクロップ監督とも電話したと言う。ドルトムント在籍時にPKのキッカーをよく務めたシャヒンは外すことも多かったが、「(電話で)クロップ監督には『しっかりPKを決める選手が戻ってきますよ』と話した」と、報道陣の笑いを誘った。「サッカーの試合にあまり出ていなかったのに、奇妙に聞こえるかもしれないが、世界トップクラスのクラブや同僚とプレーし、自分はサッカー選手としても成長した。またプライベートでは父親となり、人間的にも成長した。妻と子とともにドルトムントに帰って来られるのも嬉しい」とも話した。

会見に同席したワツケ社長は「移籍を可能にしてくれた(所属先の)レアル・マドリードだけでなく、シャヒン自身に感謝したい。我がクラブ(ドルトムント)の財政規模を考えて、大幅な報酬ダウンを受け入れてくれた」と話した。