12月16日(日)にブンデスリーガ第17節の残り2試合が行われ、前半戦の日程が全て終了した。

ホッフェンハイムついに6連敗


15時30分開始の試合では、日本代表MF宇佐美貴史が所属する1899ホッフェンハイムはボルシア・ドルトムントに1-3で敗れ、6連敗を喫した。宇佐美はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。


5連敗で16位まで転落し、崖っぷちに立たされたホッフェンハイムが、如何にしてリーグ2連覇の強敵ドルトムント相手に連敗ストップを試みるのか、という点に注目が集まった試合。前日には勝ち点で並んでいた最下位2チームが直接対決で引き分け、共にホッフェンハイムとの勝ち点差を3まで縮めた。降格が確定する17位転落の危険すら迫り始めたなか、前節から指揮を執るクラーマー暫定監督は、フォーメーションを前節の4-3-3から4-1-4-1に変更して臨んだ。

冷たい雨が降り注ぐラインネッカー・アレーナで、まず主導権を握ったのは王者ドルトムント。圧倒的なポゼッションでホッフェンハイムを自陣に封じ込めた。これに対してホッフェンハイムは各選手が必死の形相でボールを追いかけ、死に物狂いでドルトムントのチャンスを潰す。本拠地で気迫あふれるプレーをするチームに対して、満員の観客で埋ったスタジアムでは何度も大きな拍手が沸き上がり、惜しみのないエールが送られた。試合が動いたのは26分、ドイツ代表MFゲッツェが放ったペナルティエリア内左からの弾丸シュートが、GKカステールスに触ることすら許さずにゴールに突き刺さった。しかし、逆境に立たされたホッフェンハイムはここから意地を見せる。28分に1度チャンスを作ると、35分には正確なサイドチェンジから、左SBジョンソンがぺナルティエリア内に長いスルーパスを出す。スピードのあるフォラントがDFに走り勝ち、左ポスト前でゴール前に折り返すと、最後はFWシップロックが滑り込んで気迫の同点弾を押し込んだ。前半は1対1で折り返し、勝負の行方は後半に持ち越された。

後半もドルトムントペースで試合が進む。53分、54分と立て続けにチャンスを作って迎えた58分、ドイツ代表MFロイスがDFの裏でパスを受け、MFグロースクロイツの勝ち越し点をお膳立てした。ここからホッフェンハイムはMFを入れ替えて状況の打開を図るが、大きな変化は表れず。66分にはポーランド代表FWレバンドフスキが圧巻の個人技から3点目を決め、早い段階で試合を決定付けた。結果ホッフェンハイムは1-3で敗れ、6連敗を止められなかった。

出場機会のなかった宇佐美は、試合後のインタビューで「(監督が代わってからは)技術よりも、ハートと運動量が求められている。これは自分にとっては、そういう選手に変わっていくチャンスかもしれない。監督が代わってゼロからのスタートなんで、(自分を)認めてもらえるようにやるしかない」と冷静に語り、前向きな姿勢を貫いた。

ホッフェンハイムのクラーマー暫定監督は「最初の60分はよく守ってくれたと思うし、選手からも闘志が感じられた。1対1で前半を折り返せたことはよかったが、60分以降は個人力で差を見せつけられ、最後は1歩の遅れがスコアに影響した。」と試合を振り返った。



清武のニュルンベルクは引き分け


17時30分開始の第17節最終試合では、日本代表MF清武弘嗣が所属するFCニュルンベルクとベルダー・ブレーメンが1ー1で引き分けた。清武は右攻撃的MFで先発したが、ハーフタイムに退いた。


試合は全体を通じブレーメンが主導権を握った。しかし、8分と61分にMFデブロイネの放った2本のシュートがそれぞれゴールポストに弾かれたほか、59分にはFWペーターセンもクロスバーを叩くという不運が重なり、思い通りの試合運びにはならなかった。

逆に、我慢の時間が続いたニュルンベルクは、82分にMFゲープハートのシュートから先制し一気に勝利を引き寄せた。しかしブレーメンは試合終盤の失点にも動じず、6分後にFWペーターセンのゴールで同点に持ち込むという粘りを見せ、土壇場で勝ち点1をもぎ取った。