内田は絶妙ロングパスで先制点演出も、負傷退場

ブンデスリーガで日本代表DF内田篤人の所属するシャルケは15日、本拠地でフライブルクに1-3の逆転負けを喫した。右サイドバックで今季12試合目の先発出場を果たした内田は、20分、先制点の起点となったが、29分に太ももの痛みで途中退場を余儀なくされた。

リーグ戦では11月10日のブレーメン戦に勝利して以来、5試合白星のないシャルケ。立ち上がりは6万を超える地元の大観衆の声援に後押しされながら、積極的な攻めを展開した。特に内田と、その相棒で公式戦3試合ぶり出場のペルー代表MFファルファンの2人が、右サイドで生き生きとした連係を見せ、フライブルク守備陣を慌てさせた。

20分、時間の問題と思われていた先制点がようやく決まる。自陣右サイドの内田が、中央で相手守備ラインを抜け出そうとするドイツ代表MFホルトビー目がけて、絶妙なロングパスを送った。受けたホルトビーは右手にまわり、相手DFをうまく引きつけ、ゴール手前のファルファンにパス。ファルファンの今季4点目ゴールだった。

フライブルクはしかし26分、内田が高く上がっている際にカウンターでシャルケの右サイドをつき、FWローゼンタールが先制。28分に内田が太ももの痛みでベンチに下がると、元ドイツ代表DFメッツェルダーが交代でセンターバックに入り、センターバックの主将ヘーベデスが右サイドバック代役を務めた。すでに先制後に急に動きが悪くなり不安定だったシャルケの守備が、さらに乱れたのが、32分。フライブルクはMFシュミードのゴールで、わずか6分のうちに試合をひっくり返したのだった。スタジアムはシーンとなった。

後半に入っても、守備も攻撃もうまく機能しないシャルケは好機を作り出すことができず、61分にはフライブルクのローゼンタールに追加点さえ許す。動きも判断も良いフライブルクとは対照的にミスを多発し、今季6敗目となる痛い逆転負けを喫した。シャルケは7位に転落。今季7勝目を挙げたフライブルクは5位に浮上した。