日本代表DF酒井宏樹のハノーファー96が、同MF細貝萌のバイヤー・レーバークーゼンの5連勝を阻止。第16節最終試合は一進一退の好試合となった。

12月9日(日)は第16節の締めくくりとして2試合が行われた。

17時30分開始の試合では日本代表DF酒井宏樹が所属するハノーファーと日本代表MF細貝萌のバイヤー・レーバークーゼンが対戦し、ハノーファーが熱戦を制して3対2で勝利した。酒井はベンチ入りしたが出場機会はなかった。細貝は左SBでフル出場した。

3分、レーバークーゼンがいきなり試合を動かした。攻守の素早い切り替えから、FWシュアレが前線に走るMFベンダーにスルーパスを通し、ベンダーはドリブルで深い位置までえぐり折り返しのクロスを入れる。これにMFカストロがゴール前で合わせて先制点を決めた。劣勢に陥ったハノーファーも負けじと前半7分、細貝のファウルにより与えられたフリーキックをMFダシルバピントが蹴り直接ゴールを狙ったが、ここはGKレノの好セーブに阻まれた。

20分、再びハノーファーに好機が訪れる。パスミスからレーバークーゼンのペナルティエリア内にこぼれたボールに、すかさずMFフスティが猛ダッシュをかけると慌てて後を追ったDFフリードリヒが足をかけてファウルを犯し、PKの判定が下される。このPKをファウルされたフスティ自身が落ち着いて決め、試合を振り出しに戻した。その後は均衡した展開に。このまま同点で前半終了かと思われたが、44分FWカストロからゴール前に走ったFWシュアレにDFラインの間を抜く絶妙なスルーパスが出る。GKの前でボールを受けたシュアレが左足を振りぬきネットを揺らすが、オフサイドの判定によりゴールは無効になる。結局どちらも譲らずぬまま前半は1対1で終了した。

ハーフタイム後、最初のチャンスは57分。クロスをキャッチしたGKツィーラーが右サイドを駆け上がったFWシュラウドラフにクイックでボールを出し、カウンターを始動する。浅い位置からだったがシュラウドラフが正確なクロスを蹴り、FWジュフの頭にピンポイントで合わせて追加点をお膳立て。しかし、まだハノーファーファンの歓喜がおさまらないその1分後、MFベンダーからのクロスにFWキースリングが頭で合わせて再び試合を振り出しに戻し、ドイツ代表コンビがハノーファーのAWDスタジアムを一瞬で沈黙に陥れた。一進一退の試合になったが、69分にMFフスティがペナルティエリア内でドリブルで仕掛け、ライナーツのファウルを誘い再びPKを獲得。ここも前半同様自ら決め、レーバークーゼンを再び引き離した。1点を追うレーバークーゼンは中盤にフレッシュな選手を送り込み巻き返しを図ったが、ハノーファーの勢いは衰えなかった。このまま3対2でハノーファーが逃げ切り、ミルコ・スロムカ監督のハノーファー100戦目を勝利で飾った。レーバークーゼンの連勝は4でストップ。

試合後のインタビューで酒井は「なかなか勝利が遠かったんで、勝てたのは本当に良かったと思います。(今日は出場機会がなかったが)チャンスをもらえるところには来ていますんで、あとはそこでどう結果を出すかです」と前向きに語った。

細貝は久々の敗戦に対し「ファウルはもったいなかった。自分の前にスペースを作られてしまって、プレッシャーに行っても簡単にはたかれたのは、やりにくかった。良くない時と良い時の差が激しいチーム状況でも、これまで結果を残してきただけに、今日の敗戦はすごく残念」と険しい表情を見せた。


15時30分開始の試合ではボルシア・メンヘングラートバッハがマインツ05を2対0で破り、マインツの連勝を2で止めた。