Summary

  • ブンデスリーガ第1節のトピックスを厳選して紹介
  • 多くの新戦力、新監督が結果を出した開幕節
  • 注目のライン・ダービーはボルシアMGに軍配

ついに開幕した2017/18シーズンのブンデスリーガは、優勝候補筆頭のバイエルン・ミュンヘン、対抗馬のドルトムントがそろって快勝スタート。昇格組ではシュトゥットガルトが敗れ、ハノーファーが勝利と明暗が分かれた。新監督が初陣を飾ったチームもあれば、予想外のアクシデントに泣かされたチームも……。開幕節の5つのトピックスを紹介する。


1)新戦力が大活躍

開幕節では多くの新戦力が上出来のデビューを飾った。バイエルンではゼバスティアン・ルディのアシストからニクラス・ズューレが今季ブンデスリーガ第1号ゴールと、ホッフェンハイムから加入の二人が活躍。フランスからやって来たコランタン・トリッソも追加点を挙げた。ヘルタ・ベルリンではマシュー・レッキーがドッペルパックを達成。インゴルシュタットでは必ずしも点取り屋ではなかった26歳が2ー0勝利の立役者となった。シャルケではアミーヌ・アリが持ち味のスピードと器用さを発揮。チーム2点目をアシストして昨季2位のライプツィヒから勝ち点3をもぎ取る原動力となった。


2)ドルトムントとシャルケ、新監督が初陣を飾る

今季からドルトムント、シャルケの監督に就任したペーター・ボス、ドメニコ・テデスコがともに初陣を勝利で飾り、幸先のスタートを切った。53歳のボス監督と31歳のテデスコ監督は年齢だけでなく、そのキャラクターも大きく異なる。ボス監督が冷静に試合を見守り、「とても満足している。ウォルフスブルクに敵地で3ー0は上々の結果」と勝利を喜ぶ一方、テデスコ監督はピッチ脇で熱血漢ぶりを抑えられず「感情は自分にとって切り離せないもの」と興奮気味だった。


3)ニコライ・ミュラー、一瞬で天国から地獄へ…

昨季低迷したハンブルガーSVアウクスブルクに1-0で勝利して好スタートを切った。本来なら8分に決勝点を決めたニコライ・ミュラーが華々しくマッチウィナーとなるはずだったが、前代未聞の悲劇が彼を襲った。ゴールパフォーマンスで足をくじき、右ひざの前十字じん帯を断裂。約7カ月もの戦列離脱を強いられることになった。イェンス・トッドSDは、「診断結果には大きなショックを受けた。シーズンのスタートから大打撃となったが、ニコライにとっては特につらいはず。彼の回復を祈るとともに、できる限りサポートをしていく」とミュラーをおもんぱかった。


4)バルトラの思いはバルセロナへ

開幕節で“最も美しいゴール”を決めたのはドルトムントのマルク・バルトラだった。1点リードの27分に待望のブンデスリーガ初ゴールを決めると、バルセロナで起きたテロ事件の犠牲者を悼む腕の喪章を取ってキスし、それを天高く掲げた。バルセロナがあるカタルーニャ地方で生まれ、バルセロナの育成組織で育ったバルトラは、「犠牲になった方、その家族、カタルーニャの人、そしてスペイン人の誰もが心を痛めている」と、母国で起こった悲劇に思いを寄せた。


5)エルベディがダービーのヒーローに!

メンヘングラートバッハ(ボルシアMG)とケルンによるライン・ダービーが開幕節で早くも実現した。このカードを早々に消化してしまうのはもったいない気もするが、開幕からしっかりエンジンをかけるにはもってこいの一戦。試合は期待どおりの熱い展開となり、ホームのボルシアMGが1点を守り切って勝利をつかんだ。ライバルの出鼻をくじく値千金のゴールを決めたのは、49分にイブラヒマ・トラオレのクロスを流し込んだニコ・エルベディ。今季も数多く生まれるであろう「ダービーヒーロー」の第1号はエルベディだった。