Summary

  • 混戦の残留争い。9位シャルケと16位ハンブルクの勝ち点差はわずか「6」
  • 第25節終了時点で3選手が20ゴール超え
  • ミュラーがブンデスリーガ通算250試合出場達成

首位バイエルン・ミュンヘンが接戦をモノにし、2位ライプツィヒとの勝ち点差を「13」まで広げた。優勝争いの行方が見えてくる中、全く先が読めないのが残留争いと得点王争い。各チームが生き残りを懸けてしのぎを削った第25節のトピックスを5つ紹介する。

1)どこも負けない…これぞ本物のサバイバルレース

今季も残すところあと9試合となったが、依然として多くのチームが生き残りを懸けた戦いに身を置いている。厳しい状況にある17位インゴルシュタットと最下位ダルムシュタット以外に、少なくとも8チームが残留争いを戦っている。第25節ではハンブルガーSVアウクスブルクが粘り強く勝ち点1を確保。ウォルフスブルクブレーメンは大きな大きな勝ち点3を手にした。9位シャルケと16位ハンブルクの勝ち点差はわずかに6ポイント。下位チームがしぶとく勝ち点をもぎ取ったことで、サバイバルレースはますます混沌としている。

ウォルフスブルクはゴメスの決勝点で辛勝。リーグ戦2連勝で降格ゾーン転落を回避した

2)ブレーメンの好調はまだまだ続く

激しい残留争いにあってブレーメンが抜群の存在感を示している。アレクサンダー・ ヌーリ監督の下、直近5試合は4勝1分け無敗。今節は攻撃の柱であるセルジュ・ニャブリとマックス・クルーゼを欠く中で2位のライプツィヒにホームで3ー0の快勝を収めた。ライプツィヒ戦ではスラトコ・ユヌゾビッチ、フローリアン・グリリッチュ、フローリアン・カインツのオーストリア人3選手がそろって得点を記録。キャプテンでもあるユヌゾビッチは「ピッチではコンパクトな布陣を敷き、試合を離れたところでも皆が互いを助け合っている。重要な選手の穴も埋めることができる」とチーム力の高さに自信をのぞかせている。

ブレーメンは直近5試合で4勝目をマーク。オーストリア人選手の活躍で2位ライプツィヒを撃破した

3)ついに新記録樹立。三つ巴の戦いは続く

今季は得点王争いが史上希に見るデッドヒートとなっている。前節までに得点数を「20」の大台に乗せていたピエールエメリック・オバメヤン(ドルトムント)とロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)に続き、今節はアントニー・モデステ(ケルン)がハットトリックを達成して得点数を一気に22まで伸ばした。第25節終了時点で3選手が20ゴール超えを果たすのはブンデスリーガ史上初めてのこと。トップのオバメヤン(23得点)と3位レバンドフスキ(21得点)との差はわずか2ゴールで、三つ巴の戦いはまだまだ続きそうだ。

オバメヤン(左)、レバンドフスキ(中央)、モデステ(右)。3選手によるハイレベルな得点王争いが続く

4)ミュラーが節目の一戦に自ら花を添える

バイエルンのトーマス・ミュラーがメンヘングラートバッハ戦でブンデスリーガ通算250試合出場を達成。63分に自ら決勝点を挙げて節目の一戦に花を添えた。2位のライプツィヒが敗れたことで、バイエルンとライプツィヒの勝ち点差は今季最大の「13」。チームはブンデスリーガ5連覇に向けて着実に歩を進めている。バイエルンは欧州チャンピオンリーグ(CL)で準々決勝に進出、ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)でも準決勝進出。3冠達成を視野に入れている。

節目の一戦に臨んだミュラーはリーグ戦では昨年12月以来となるゴールを決めた

5)ワーグナーに待望のゴール

ホッフェンハイムが今季11勝目を挙げ、勝ち点を25試合消化時点のクラブレコードとなる「45」に伸ばした。ホーム無敗記録も「13」まで伸ばし、4位の座をがっちりキープ。5位ヘルタ・ベルリンとの勝ち点差は「5」に広がり、CL出場権獲得が現実味を帯びてきた。今節のレーバークーゼン戦で何より大きかったのがサンドロ・ワーグナーの先制点だ。第17節を最後にゴールから遠ざかっていたエースが実に519分ぶりとなるゴールを挙げてチームを勝利に導いた。「ここまで22試合に出場して11ゴールは、シーズンを通してみれば素晴らしいことだと思う。だけど僕はゴールだけで評価される選手じゃない。チームのために働いているからね」。そう語るワーグナーは、ゴール以外のプレーにも自信をのぞかせている。

第18節以来のゴールを挙げたワーグナー。先制点6回はウォルフスブルクのゴメスと並んでリーグ最多