Summary

  • マインツのジョン・コルドバがケルンに移籍
  • ケルンにとっては貴重な欧州リーグ経験者
  • マインツと似たアットホームな環境を歓迎

大迫勇也が所属するケルンマインツからFWジョン・コルドバ(24)を獲得した。DF泣かせの屈強なフィジカルとスピードが持ち味のストライカーは、188センチの大柄な体格とは裏腹にピッチを離れれば控えめでシャイな選手である。

ケルンのチームワークに感謝

新たな挑戦、新たなチームメート、そしてケルンサポーターの熱い声援を「とても楽しみにしている」と話すコルドバは、新しい環境にすっかり馴染んでいる。「初日からすぐに溶け込めた。新しいチームに入るのは簡単なことではないけど、チームメートがそれを楽にしてくれた。みんなすごくよくしてくれるんだ。本当にまとまりのあるチームだね」

ただ、古巣のマインツもアットホームな雰囲気では定評のあるチーム。「マインツでも同じような感じだったよ。結束力がとても強くて、チームみんなで一緒に行動することも多かった。ケルンもそういうチームなんだとすぐに分かった。だから、すっかり馴染んでいるよ」

新天地で目指すのはより多くのゴール

ケルンはコルドバの獲得に多額の移籍金を用意したが、本人はプレッシャーではなく、奮起の材料と捉えている。「自分にとっては一つの栄誉だし、モチベーションにもなる。ただ、今はそういうことは置いておいて、新しい環境で成績を出すことに集中したい」

場合によってはアントニー・モデステの穴を埋める働きが求められることになるが、エースの去就に左右されることなく自身のプレーに集中するつもりだ。「そこは冷静に見ている。彼は素晴らしいストライカーで経験も豊富。彼が残るなら僕は多くを学ぶことができるし、もし移籍となっても自分にとって大きく変わることはない。とにかく一生懸命やっていくだけだよ」

コルドバはモデステにはないものも持っている。それは、昨季マインツで得た欧州カップ戦での経験だ。「欧州リーグで戦ったことは僕にとって勲章だ。ビッグクラブと対戦するのが楽しみだよ。とても大きなモチベーションになる」。25年ぶりに欧州の舞台に立つチームにとっては頼もしい存在だ。

ケルンでの目標はできるだけ多くのゴールを決めること。2シーズン過ごしたマインツではリーグ戦51試合に出場して10得点だった。「マインツでは別の役割があった。タフにボールを追いかけ、それをコントロールしなければいけなかった。でも、ケルンではセンターフォワードをやることになると思うので、より多くのチャンスを得て、数多くのゴールを決められるようにしたい」

モデステの存在をモチベーションに

スマイリーを真似たモデステのゴールパフォーマンスはブンデスリーガですっかりおなじみになったが、コルドバはゴールを決めると天を指さして神に感謝する。「僕はとても信心深いんだ。だから、ゴールを決めたらまずは神に感謝する。すべては神様のおかげだからね」

その強い信仰心とともに、コルドバを支えているのがハードな練習だ。昨季はリーグ最終戦でケルンと戦い、25年ぶりの欧州カップ戦出場決定に熱狂するサポーターの姿を目の当たりにしている。興奮してピッチになだれ込んだサポーターがモデステを担ぎ上げたシーンは、コルドバにとってもモチベーションにつながったようだ。「ああいうシーンは選手なら誰だってうれしいはずさ。モデステのようにサポーターから愛されるまでにはまだまだ長い道のりだし、懸命に努力しなければいけない」

7月9日から始まったバート・ラートカースブルク(オーストリア)での合宿では、初日にグラーツァーAKと練習試合を行って10ー1で大勝。ケルンデビューを飾ったコルドバは挨拶代わりの2ゴールで新たなチームメートに好印象を与えている。