Summary

  • 希代の“パスマスター”シャビ・アロンソが昨季限りで引退
  • 新たな「パスの王様」としてアロンソの後を継ぐのは?
  • 第6節を終えてのパス成功率トップ5を紹介

3シーズンにわたってバイエルン・ミュンヘンの中盤に君臨し、多彩なパスでチームの勝利に貢献してきたシャビ・アロンソ。そのアロンソが昨季限りで現役を退き、ブンデスリーガでは「パスの王様」の座を巡る新たな争いが勃発している。その争いに焦点を当てるべく、当サイトでは各選手の今季のパス成功率を算出。トップ5入りを果たした“アロンソの後継者候補”を紹介する。

5) アルトゥーロ・ビダル(バイエルン・ミュンヘン) 92%

シャビ・アロンソが引退した今、ビダルはバイエルンの中盤の要として責任を負う立場となった。今季は第3節を除くすべての試合に出場。これまでと同様に力強いプレーを見せる一方、チームを動かすリーダーとしての役割もこなしている。パス総数はバイエルンの中盤で最多の「231」本。そのうち受け手に通らなかったのはわずか「18」本だけだ。ランキングでは5位にとどまったが、アロンソの後継者と呼ぶにふさわしい数字と言える。

4)デニース・ガイガー(ホッフェンハイム) 93%

“ガイガー”はドイツ語で「バイオリニスト」を意味するが、19歳の若者はその名のとおり、ホッフェンハイムという名のオーケストラで巧みにタクトを振るっている。今季はリーグ戦5試合に出場し、驚くほど落ち着いたパフォーマンスを披露。ユリアン・ナーゲルスマン監督はバイエルンに移籍したゼバスティアン・ルディの理想的な後釜を見つけたようだ。

3)マフムート・ダフート(ドルトムント) 93%

21歳の若さでブンデスリーガでの地位を確立したダフートは、今夏にメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)からドルトムントへ移籍。新たな環境にも短期間で順応し、ペーター・ボス監督率いるチームで成長を続けている。ドルトムントのような攻守にスピーディーなチームでプレーしながら、パス成功率は驚異の93%をマーク。また、パス成功率のトップ20に入っている選手の中で、最もボールを失った回数が少ないのも特筆すべき点だろう。

2)デニス・ザカリア(メンヘングラートバッハ) 94%

ザカリアはブンデスリーガにやって来たばかりの新顔の一人だが、新天地で順調なスタートを切った。ケルンとの開幕戦でチームの勝利に貢献すると、第2節のアウクスブルク戦では開始7分にブンデスリーガ初ゴールをマーク。何より特筆すべきは、最初の2試合でパス成功率100%をマークし、ドルトムントに移籍したダフートの穴を見事に埋めたことだ。実際のところ、パス成功率はダフートを上回る94%。クラブOBで同じスイス人のグラニト・ジャカ(アーセナル)と比較されるのも無理はない。

1)ユリアン・シュスター(フライブルク) 94%

シュスターがアロンソの後継者候補として名乗りを挙げているのは意外に思うかもしれない。しかし、第6節を終えていまだ勝利を挙げることができずにいるフライブルクにあって、主将のシュスターは最も安定したパフォーマンスを見せている。ここまで犯したパスミスはわずかに7回。パス成功率は94%を越え、後継者争いのポールポジションにつけている。