Summary

・ホッフェンハイム、ライプツィヒとともに今季無敗を守る

・ワーグナー、フォークト、デミルバイなど夏の補強が大成功

・ナーゲルスマン監督「選手は試合に対して喜びを感じるようになった」

首位を走るライプツィヒと同様、いまだ1つの黒星も喫していないチーム、それがホッフェンハイムだ。前節では、大迫勇也が所属し、堅守で知られるケルンを相手に4ー0という完勝を飾り、4位に浮上している。

なぜこれほどホッフェンハイムが好調なのか――同クラブで主将を務めているゼバスティアン・ルディはケルン戦後、これについて「ただ単に、僕たちが素晴らしいサッカーをしているだけですよ」と、以前と変わらぬ答えを口にしている。

これまでのルディといえば、控え目で、やや神経質、時には優柔不断にすら映ることもあったが、しかし今ではアグレッシブでエネルギッシュなプロサッカー選手へと変貌を遂げた。そして彼だけではなく、近年2部への降格に怯えていたホッフェンハイムそのものが、勝利への渇望、どん欲さ、アグレッシブな姿を持つクラブとなり、ユリアン・ナーゲルスマン監督いわく「選手は試合に対して喜びを感じるようになった」のだ。

補強が成功

今夏の移籍市場におけるホッフェンハイムの動きは、的確そのものだった。ダルムシュタットから引き抜いたサンドロ・ワーグナーはすでに7得点を決めており、指揮官とルディはそれぞれ、「サンドロは勇敢なだけの選手ではない」、「前線に重戦車のような彼がいるのは、とても良いこと」と、昨季得点ランキング上位に名を連ねた新ストライカーを褒めちぎっている。また軽度のけがを負い、ケルン戦で出場機会のなかったケレム・デミルバイ、ルーカス・ルップなど今季8番のポジションを担う2人、そして3バックを形成し、ケルンを無得点に抑えたケビン・フォークトやベンヤミン・ヒュープナーといった選手らも、加入から瞬く間に主力の座を勝ち取った。

もちろん新たに加わった選手だけではない。ケルン戦で先発出場を飾ったニクラス・ズューレ、ジェレミー・トーリヤン、ナディーム・アミリ、フィリップ・オクス、バリス・アティクの5人は、いずれもホッフェンハイム下部組織の出身。下からの突き上げと、新加入の融合が完璧になされているのが、今の“ナーゲルスマン・ホッフェンハイム”だ。

「ただ勝ちたいだけ」

ケルン戦では、負傷により長期離脱を強いられていたマーク・ウトがようやく復帰。60分からの出場だったため、プレー時間はたった30分しかなかったが、ワーグナーの得点をアシストしただけでなく、自らも89分に1ゴールを記録。ナーゲルスマン監督は、持ち駒の選択に困るという、うれしい悩みを一層抱えることになるだろう。

果たしてホッフェンハイムはこのまま無敗街道を突き進み、初の欧州カップ戦出場を勝ち取ることができるのか――主将のルディはこう答えている。

「僕たちは、ただ試合に勝ちたいだけなんです。ホッフェンハイムが最終的にどこに着地するのか、それはシーズンが終わった後に見てみましょう」