Summary

・ブレーメンのFWクラウディオ・ピサロ、独占インタビュー

・190ゴールは外国人選手最多、ブンデスリーガ歴代でも5位

・ハンブルクとの北部ダービー、得点王争いの行方を語る

ペルー出身のクラウディオ・ピサロはバイエルン・ミュンヘンブレーメンにおいてブンデスリーガ413試合に出場し、通算190得点を挙げている。このゴール数は歴代外国出身選手ナンバーワンであり、昨季は名門ブレーメンのクラブ最多得点記録も塗り替えた(現在103得点)。負傷のため長期離脱を強いられていた同選手だが、第10節シャルケ戦で今季初出場し、第11節では先発に名を連ねた。38歳のベテランストライカーに当サイトドイツ語版が独占インタビューを行い、目前に控えたハンブルクとの北部ダービーや今季の得点王争い、現役引退後のプランなどについて聞いた。

インタビューの前編はこちらから

——第12節(11月26日)はハンブルクとの北部ダービーです。ピサロ選手はこれまで世界各地の大きなスタジアムでプレーし、いくつものタイトルを獲得してきましたが、この北部ダービーも特別なのでしょうか?

ピサロ そうですね。1999年にドイツに来た時、ハンブルクとの試合はとてつもなく重要だと教え込まれました。だから僕にとってこの対戦は今でもシーズンで一番重要な試合です。

——今季は両チームとも不調で降格圏に沈んでいます。だからこそ、今回のダービーは両チームにとって通常よりもさらに重要になるのではないでしょうか?

ピサロ そうでしょうね。両チームとも実際に望んでいる順位にはいませんから。僕たちはハンブルクへ遠征する分、厳しいでしょう。でも、ダービーではあらゆることが起こり得ます。

——昨季はハンブルクが久しぶりにホーム&アウェーのどちらも勝利しました。ブレーメンは今回、雪辱を果たすことができるでしょうか?

ピサロ 確かに、僕たちは昨季2試合とも負けてしまいましたね。ブンデスリーガは常に新しい歴史をつくります。当日になれば、何が起こるか分かるでしょう。

——ドイツ北部に位置するチーム、ブレーメンやハンブルク、ウォルフスブルク、ハノーファーもかつては欧州カップ戦に参戦していました。現在ハノーファーはブンデスリーガ2部に降格し、ブレーメンやハンブルクもここ数年は下位です。ハンブルクは2年連続でブンデスリーガ2部との入れ替え戦に回り、ブレーメンは昨季、最終節まで残留争いをしていました。北部のチームの成績が振るわない理由は?

ピサロ それは僕にも説明できませんね。なぜこれらのクラブがかつてのように強くないのか、これまでで何度も考えたことはあるのですが、本当に分からないのです。

今季の得点王争いにも参戦?

——ピサロ選手はブンデスリーガ外国人選手歴代得点王ですので、その得点力の高さは折り紙付きです。今季の得点王争いではピエールエメリック・オバメヤン(ドルトムント)とアントニー・モデステ(ケルン)がトップに立っています。シーズン最後には誰がこのレースを制するでしょうか?

ピサロ オバメヤンと僕の元チームメイトでもあるロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)の一騎打ちになっていくと思います。両選手とも他の候補者に比べるとチームが攻撃的なサッカーをしていて、シュートを多く決めますから。

——メキシコ出身のチチャリートについてはいかがですか? 得点王争いに絡むことはできるでしょうか?

ピサロ すでに少し離されているので、難しいかもしれませんね。トップには辿りつけないと思います。

——オバメヤンとともにモデステが現在首位に立っています。彼のパフォーマンスについてはいかがでしょうか?

ピサロ モデステは素晴らしいシーズンを送っていますし、ケルンもとても成長していますね。彼らは今現在、とても強いです。

——ピサロ選手は復帰したばかりですが、ご自身が得点王争いに参戦できると思いますか?

ピサロ もちろん難しいですが、挑戦してみますよ。今はかなり離されてますけどね(笑)

現役引退後は?

——今季ブンデスリーガに初昇格したライプツィヒが首位に立ちました。とはいえ、バイエルンとドルトムントが優勝争いをするのでしょうか?

ピサロ それを言うのは難しいですね。現在は多くのライバルがいますが、バイエルンは常に優勝候補です。ドルトムントはまだ息がぴったり合っていませんが、強いチームであり、優秀な選手がいます。両チームは優勝争いで他のクラブ、例えばホッフェンハイムやライプツィヒに比べると豊富な経験がある。それはとても重要になってきます。でも、ダークホースが優勝することだってあり得ますよ。

——今シーズンの終了後の身の振り方についてはいかがでしょうか?

ピサロ 分かりませんね。まだ考えることすらできません。まずコンディションを戻さないといけないですし、それが一番重要なことです。チームに役立ちたいですし、それができたら、またあと1年できるかどうか見えてくるでしょう。

——サッカー選手で38歳ともなれば、そろそろ今後のキャリアについて考えると思います。現役引退後の計画はしていますか? このままドイツに残るのでしょうか、それとも母国ペルーに帰りますか?

ピサロ ペルーには帰らないです。最近、そう決めました。引退後はミュンヘンに戻る方向でいますが、まだ確実に決まったわけではありません。

——クリスティアーノ・ロナウドはレアル・マドリード(スペイン)との契約を延長し、あと10年はプレーしたいと言っていました。その頃に彼は41歳になります。ピサロ選手は41歳まであと3年ありますが・・・・・・。

ピサロ まぁ、もしかしたらね(笑) 元気なうちはできる限り長く選手を続けたいってずっと言ってきました。元チームメイトのゼ・ロベルトもまだブラジルでプレーしています。彼は何歳でしたっけね?(※)

※バイエルンなどに所属したゼ・ロベルトことジョゼ・ロベルトは現在42歳でブラジルのパルメイラス所属

——オフには何をしていますか?

ピサロ (考えながら)家族との時間を楽しんでいますね。自分の所有する馬たちも大好きですし、競馬をテレビで見るのも好きです。それ以外だと、映画に行ったりします。

——最近見た映画は?

ピサロ 「ドクター・ストレンジ」です。悪くなかったですよ。

——もうすぐクリスマスです。ピサロ家はどこでクリスマスを過ごされますか? プレゼントが置かれたクリスマスツリーの下? それとも太陽の下に行かれるでしょうか?

ピサロ どちらもやったことがあります。今年は太陽の方です。