Summary

  • ブンデスリーガでは若い世代の指揮官が次々と台頭
  • シャルケの新監督テデスコは31歳、シュトゥットガルトのウォルフは36歳
  • 監督の平均年齢は過去24年で最も若い「44.94歳」

内田篤人が所属するシャルケがマークス・ワインツィアルの後任として新たに招聘したドメニコ・テデスコ監督は現在31歳。来季のリーグ開幕戦を31歳と341日で迎えることになり、ブンデスリーガ史上8番目の若さで初陣を飾ることになる。

もっとも、現在のブンデスリーガにはリーグ史上最年少の28歳205日でホッフェンハイムの指揮官に就任したユリアン・ナーゲルスマン監督がいる。ブンデスリーガの長い歴史の中でも、30歳未満でチームの采配を振るったのは彼一人だ。

この2人の青年監督には共通点も多い。ともにホッフェンハイムのユースチームで指導歴があり、同時期にドイツサッカー連盟(DFB)のコーチングライセンス取得コースを受講。ちなみに、その年に最も優秀な成績を収めたのは最高評価の「1.0」を獲得したテデスコだった。まだ現役の選手としてピッチに立っていてもおかしくない年齢の2人は、これからの時代を作っていくサッカー界期待の指揮官だ。

テデスコ(左)とナーゲルスマン(右)は同時期に指導者ライセンスを所得

そしてもう一人、昇格組にも新たな世代の指揮官がいる。シュトゥットガルトを率いて2部を制し、ブンデスリーガ復帰へと導いたハネス・ウォルフ監督だ。ウォルフは現在36歳、ナーゲルスマンやテデスコと比べるとかなり年上に感じるがが、プロ選手としての経歴がなく、ブンデスリーガのユース部門で指導者としてのキャリアを積んできた点は同じ。ウォルフもまた、ドルトムントのユース部門で頭角を現した新進気鋭の指導者である。

シュトゥットガルトをブンデスリーガ昇格に導いたウォルフ監督

7月1日を迎える時点でブンデスリーガ全18クラブの監督の平均年齢は「44.94歳」で、過去24年で最も若い。過去には平均年齢「41.04歳」(1989/90シーズン)とさらに若いシーズンもあったが、監督たちにも世代交代の波は着実に押し寄せている。とはいえ、今季のブンデスリーガを制したバイエルン・ミュンヘンのカルロ・アンチェロッティ監督はリーグ最年長の58歳。新しい世代の指揮官たちも、勝負を決めるのが年齢ではないことは百も承知だ。