Summary

  • ブンデスリーガ第33節、ライプツィヒ対バイエルン
  • ライプツィヒ指揮官ハーゼンヒュットル監督の独占インタビュー
  • バイエルンに次ぐ2位で終われば「優勝とほぼ同じ気分」

5月13日のブンデスリーガ第33節で、クラブ史上初のトップリーグ昇格ながら来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)本戦出場を確定したライプツィヒは、すでにリーグ5連覇を達成した王者バイエルン・ミュンヘンを本拠地に迎える。今季ブンデスリーガで上位を快走した2クラブの激突を前に、歴史に残るほどの快進撃を見せたライプツィヒの指揮官、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督が、当サイト独語版の独占インタビューに応じた。

――CL出場権獲得、おめでとうございます。そしてリーグ準優勝も目前です。ただし、先週末にあなた方が行ったCL確定の祝勝会による影響が、選手に残っていなければいいのですが…。

ハーゼンヒュットル監督 週末の試合が終わり、今日(10日)が初めての練習日だったのですが、選手たちが再び戦闘モードになってくれることを期待しなければなりませんね。でも、大丈夫だと思いますよ(笑)

――次節はホームでのバイエルン戦です。ファンとともにCL出場を喜ぶことができますね。

ハーゼンヒュットル監督 その通りですね。バイエルン戦のあとはファンのみなさんと一緒に、ファンタスティックな今シーズンを祝いたいですね。しかしもちろん、まず我々はバイエルンというトップチームを相手に、再び良い試合をできるようにしたいです。前半戦の対決では0ー3で負けてしまったので、この試合に向けての意識は非常に高まっています。

――今は「CL出場権獲得で十分」という気持ちでしょうか?それともリーグ準優勝こそが、今の本当の目標でしょうか?

ハーゼンヒュットル監督 もちろん2位を死守することが我々の目標です。バイエルンに次ぐ2位でシーズンを終われば、それは優勝とほぼ同じ気分ですよ。彼らはさらに1つ上のリーグでプレーするようなレベルですから。

――レギオナルリーガ(4部)所属からたった5年でCL出場です。これは“サッカー界の奇跡”だとお考えですか?それともこの成功は順当なものだとお思いですか?

ハーゼンヒュットル監督 「奇跡」という言葉は、人々がまったく予想していなかったことを指します。確かにライプツィヒの成長速度は予想できないほどの速さだったかもしれません。しかし過去数年間を見れば、決して偶然の産物ではないことが分かるでしょう。このクラブに携わる人全員が心血を注いで一生懸命に働いてきたのです。

――「今季、ライプツィヒが偉大なことを成し遂げる」と確信したのはいつ頃ですか?

ハーゼンヒュットル監督 第2節、ホームのドルトムント戦に勝利した時に、「このクラブのサッカーは、彼らのような巨大なチームを打ち負かすことができるんだ」と思いました。「もし選手の学習スピードが速く、そして我々が標榜するサッカーを継続的にピッチ上で体現できれば、快進撃は可能だ」と、私は考えたのです。その後、今日にいたるまで我々は、最初の2試合で勝ち点4を取ったことを思い出しています。その2試合の相手はホッフェンハイムとドルトムントでした。「自分たちのサッカーをすれば、シーズン終盤まで彼らに近い順位にいられるだろう」という風に思うようにしていました。

――チームは成功を手にしました。あなたがチームに対して行った“特別なこと”とは何でしょうか?

ハーゼンヒュットル監督 我々のサッカーは、いつも犠牲心に満ちたものでした。“走るテクニック”に関して言えば、我々はブンデスリーガのトップだと思います。もちろん、対戦相手を苦しめるほどの判断のスピード、そして状況認識能力も我々にはありました。

――これまであなたはアーレンやインゴルシュタットを率いてきましたが、サッカーのタイプはすべて異なっています。あなたは戦術の独断論者ではないのですか?

ハーゼンヒュットル監督 まったくもってその通りです。私は過去に4クラブで監督を務めましたが、すべてのクラブで異なる戦術を用いてきました。まず選手のクオリティーを確認することが大事ですし、彼らのメンタリティーがどのようなものであるのかも見なければなりません。そこから彼らに最適のサッカーを見つけていくのです。それこそ、監督として私が負わなければならない責任です。

――第19節から第25節の間にライプツィヒは4敗を喫しました。チームが下降していくかもしれない、というような不安はありませんでしたか?

ハーゼンヒュットル監督 そのような感情はまったくありませんでした。黒星を喫した試合はどれも、我々にとっては不運が重なった試合です。相手はたった1回のチャンスをゴールに決め、我々は多くのチャンスを作りながらもなぜかゴールが入らない――そのような内容だったからです。

――来季はリーグ戦、CL、ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)という3つの大会を戦い抜かなければなりません。あなたのチームは若い選手が多いですが、これを乗り越えることは可能でしょうか?

ハーゼンヒュットル監督 そうなることを願っています。3大会でかかる負荷をできるだけ多くの人間の肩に分担して乗せなければなりません。つまり、我々は選手層を厚くするつもりです。

――この若いチームの顔ぶれが若干変わるということですが、これまでよりもある程度年齢が上の、経験豊富な選手も獲得するということですか?

ハーゼンヒュットル監督 いいえ、それは違います。我々は「23歳以下の選手はブンデスリーガを戦い抜けない」というような悲観的な見方をまったく持っていませんし、実際にライプツィヒの選手はその年齢で素晴らしい戦いを見せてくれました。来たるシーズンも、年齢が高い選手、あるいは経験豊富な選手を取る予定はありません。

――あなたはかつて、アーレンをブンデスリーガ2部に昇格させ、インゴルシュタットも2部からブンデスリーガへ昇格させただけでなく、翌年には残留も勝ち取りました。そしてライプツィヒではいきなりCL出場権です。

ハーゼンヒュットル監督 この数年間は非常にファンタスティックでした。高く評価されていることも分かっています。しかし私は鼻が高い人間ではありません。ここ数年の成績が“当然なこと”だとはまったく思っていませんし、これがずっと続いていくとも考えていません。さらに言えば、私を助けてくれる周りの人や仲間がいなければ、この成功を得られなかったことも自覚しています。