Summary

  • バイエルンがCLグループステージでパリ・サンジェルマンと対戦
  • バイエルンのコマンにとっては古巣との一戦
  • コマンはパリ所属時代、アンチェロッティ監督の下でプロデビューを飾った

バイエルン・ミュンヘンのキングスレイ・コマンは、パリ・サンジェルマンに所属していた2013年2月に16歳8カ月と4日の若さでプロデビューを果たした。デビュー戦でコマンをピッチに送り出したのは、当時パリを率いていたカルロ・アンチェロッティ監督だ。はバイエルンの指揮を執るアンチェロッティ監督とともに、コマンは生まれ故郷のパリへ帰還する。

コマンがパリ・サンジェルマンのホームスタジアム、パルク・デ・プランスで試合をするのはバイエルン加入後、初めてのこと。欧州チャンピオンズリーグ(CL)の試合を前に、本人が心境を語っている。「パリに戻れることになってとてもうれしい。あのスタジアムではあまりプレーする機会がなかったけど、スタジアムの雰囲気はパリの人たちにとって特別だよね」

コマンはパリで4試合にしか出場できず、2014年にイタリアのユベントスへ移籍。ユベントスでも出場機会は決して多くなかったが、その才能に目をつけたのがバイエルンだった。バイエルンではペップ・グアルディオラ監督、現在はアンチェロッティ監督の下で信頼される選手へと成長し、公式戦69試合に出場。ようやく「ホーム」と呼ぶべき場所を見つけた。

コマンは他の若手と同様、自身の才能を示したいと思っているが、あくまでもチームが第一だと考えている。「とにかく勝ちたい。プレーできれば当然ハッピーだけど、僕が試合に出ていても、出ていなくても、最も重要なのはチームが勝つことなんだ」

9月22日のウォルフスブルク戦では2点のリードからまさかの引き分け。バイエルンが2点差を追いつかれたのは2011年以来のことだったが、ビッグマッチを前にいい教訓になったようだ。

「心配はしていない。ああいうのはどのチームにも起こり得る。起きたのが(パリ戦がある)27日ではなくて22日で良かったよ。ちょっと目が覚めた。もっと集中しなくてはいけないね。ただ、相手が守備的にくるウォルフスブルクよりも、パリとの対戦のほうがやりやすいと思う。27日は両チームともに攻撃的なサッカーをするだろう。戦術的にもモチベーション的にも、僕らにはそのほうが向いている」

ファンはバイエルンとパリ・サンジェルマンのビッグマッチを心待ちにしているが、コマンにとってはさらに特別な一戦となるだろう。ミュンヘンで磨かれたパリ生まれのダイヤモンドの原石が、再びパリの街で輝く時が来た。