Summary

  • ブンデスリーガ2部で再出発を図る内田篤人
  • 新天地で元シャルケ指揮官のケラー監督と再会
  • ブンデスリーガ昇格の切り札となれるか?

内田篤人がブンデスリーガ2部のウニオン・ベルリンへ電撃移籍した。7年間慣れ親しんだ青と白のユニフォームを脱ぎ、赤と白のユニフォームに袖を通してプレーすることになる。これまでシャルケ日本語版公式サイトを通じて内田の情報を発信してきたが、ウニオン・ベルリンにはまだ日本語サイトがない。日本のファンは少しばかり新たな状況に慣れる必要がありそうだ。

最後のブンデスリーガ出場は2年半前

29歳の右サイドバックは自らの意思で2部でのプレーを選択した。そして入団会見では昇格を目指すチームの一員として1日も早くピッチに立ちたいと語った。「このチームは昨季4位で、1部に上がらなきゃいけないチームだと思っています。チーム、監督もそれを目標しているので、その手助けができれば。僕自身、早くグラウンド…公式戦に出たい、ブンデスリーガに出たいっていうのはずっと思っていました。チーム状況もあり、なかなかそれが実現できなかったけど、できるだけ早く…僕は準備ができているんで、ピッチに立つことを目標に頑張りたいです」

内田は日本代表でも長く活躍してきたが、右ひざのケガがなかなか完治せず、この2年半はブンデスリーガのピッチに立つことができなかった。ようやく痛みから解放され、今季はシャルケで再出発を期すはずだったが、ドメニコ・テデスコ新監督は3バックを採用。右サイドバックでプレーしてきた内田がポジションを取り戻すのは非常に難しい状況だった。

ブンデスリーガ昇格の切り札に

そうした状況が、ウニオン・ベルリンのイェンス・ケラー監督にとっては幸いした。ケラー監督は2012年から2014年までシャルケを指揮し、内田とはお互いをよく知る間柄。昇格を目指すチームにあって内田の経験やプレーインテリジェンスは切り札になり得るだろう。

トップチームを統括するヘルムート・シュルテ氏も、「彼がチームを強くしてくれると確信している」と大きな期待を寄せる。当面は短い出場時間で慣らしながら実戦感覚を取り戻していくことになるが、その中で右サイドバックでレギュラーの座をつかんでいるクリストファー・トリンメルのポジションを脅かせるかどうかがポイントになる。

契約期間は来夏までの1年間。それでも両者にとってプラスの結果が生まれ、昇格という目標が達成できたなら契約延長は間違いないだろう。熱狂的なサポーター、慣れ親しんだ指揮官の戦術や方針……。ここウニオンでも、“ウッシー”はシャルケと似たような環境に身を置くことになる。そう考えると、新しい環境への順応が必要なのは日本のファンだけなのかもしれない。