Summary

  • ドイツ代表で100勝目を挙げたレーフ監督
  • 2006年から代表を指揮し、2014年にはW杯を制覇
  • 通算成績は150試合で100勝27分け23敗

ドイツ代表のヨハヒム・レーフ監督が6月25日、FIFAコンフェデレーションズカップ(コンフェデ杯)でカメルーン代表を下し、同チームでの通算100勝を達成した。レーフ監督の100勝までの歩みとブンデスリーガに与えてきた影響を振り返る。

レーフ監督は現在ロシアで開催中のコンフェデ杯に、才能豊かなブンデスリーガの若手スターを数多く連れていった。いよいよ来年に迫ったワールドカップで2連覇を目指している同監督は、「今大会は、来年の目標を達成するために与えられた贈り物のようなもの。選手たちにとっては能力を伸ばす機会であり、私にとっては真剣勝負の場でいろいろと試す機会になる」と語っている。

コンフェデ杯に出場しているドイツ代表チームは各国代表の中でも最年少。バイエルン・ミュンヘンドルトムントケルンレーバークーゼンヘルタ・ベルリンシャルケホッフェンハイムライプツィヒメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)の若い選手たちが世界の強豪を相手に代表の一員として戦っている。

コンフェデ杯に参戦中のドイツは若い力の活躍で準決勝進出を決めた

ドイツ代表やアメリカ代表の監督を歴任したユルゲン・クリンスマン氏は、レーフ監督について「ここ数年で彼が成し遂げたことは称賛に値する。サッカー界では世界中のどこに行ってもドイツ代表とレーフ監督について話している。今はドイツサッカー連盟(DFB)がやってきたこと、つまり、ユース年代の整備などが実を結んでいる。ブンデスリーガはヨーロッパでも最強だと思う」

2006年にクリンスマン氏の後任として現職に就いたレーフ監督は2008年の欧州選手権で準優勝、2010年W杯では3位と結果を残し、それが4年後の世界制覇へとつながっていく。2014年のブラジルW杯決勝ではレーフ監督が試合途中にピッチに送り出したマリオ・ゲッツェ(ドルトムント)が延長戦で均衡を破るゴールを記録。この時レーフ監督は、「分かったな。メッシより優れていると世界に示すんだ。W杯を勝ち取れるところを見せてこい」と言ってゲッツェをピッチに送り出したという。

2014年のブラジルW杯では決勝でアルゼンチンを破って優勝

ローレウス世界スポーツ賞の授賞式でレーフ監督は次のように話していた。「2000年と2004年、ドイツサッカー界は低迷し、国際大会で結果を残せなかった。そこで我々は決然とした一歩を踏み出した。それは選手の育成に投資するということだ。育成組織『センター・オブ・エクセレンス』を作った。これに賛同してくれたクラブに感謝している。W杯優勝はドイツの素晴らしい育成とトレーニングの賜物だ」

「過去何年にもわたり、ドイツの各リーグ、クラブ、DFB、そしてコーチが的確なトレーニング方法を採用し、10年、12年、15年後に実を結ぶ方法を実施してきた。才能豊かな選手が数多くいて私たちは幸運だよ。ブンデスリーガは若い選手が受けるトレーニングに大きな影響力を持っている」

ドイツ代表監督としての在任期間はすでに11年目に突入。昨年10月末にはDFBとの契約を2020年まで延長した。節目の100勝目を挙げたが、次の100勝に向けてレーフ監督の戦いはすでに始まっている。