Summary

  • レーバークーゼンのアラリオがデビュー戦で1ゴール1アシストの活躍
  • チームは今季2勝目を挙げて10位に浮上
  • その実力はヘアリッヒ監督&チームメートのお墨付き

レーバークーゼンが第6節のハンブルガーSV戦で今季2勝目を挙げて10位に浮上した。この試合で勝利の立役者となったのが、ブンデスリーガデビューを飾ったアルゼンチン代表FWルーカス・アラリオだ。今夏に退団したチチャリートの後釜として期待される24歳は、チームメートと息の合ったコンビネーションを披露して早速1ゴール1アシスト。潜在能力の高さを見せつけた。

完璧なデビューに指揮官も脱帽

今季のレーバークーゼンは順位を別にすれば、非常にスペクタクルなサッカーを展開している。ここまでの6試合で12得点・10失点。レーバークーゼンが絡む試合ではとにかく多くのゴールが飛び出している。もともと攻撃力には定評のあるチームだったが、ハンブルク戦で1ゴール1アシストの満点デビューを飾ったアラリオの存在は、相手にとってさらなる脅威となりそうだ。

アラリオがその実力を知らしめるのに要したのはボールタッチ10回、時間にしてわずか24分だった。1点リードで迎えた24分、レオン・ベイリーの鋭いパスに反応して移籍後初ゴールを記録。緊張や試合勘の鈍りを全く感じさせないプレーにハイコ・ヘアリッヒ監督は、「そう簡単にできることではない。彼の実力が分かったと思う」と脱帽した。

この15シーズンは欧州カップ戦の常連だったレーバークーゼンも昨季は12位と低迷。再建を目指すチームにあってアラリオは希望の星だ。デビュー戦では84分にベンチに下がるまで、走行距離10キロ、ボールタッチ36回、パス成功率69%を記録。「デビュー戦で1ゴール1アシストを決め、勝利で飾れたことはルーカスにとって良かった。彼がチームの一員としてプレーし、うまくボールを回せた。チームの力になれることを示してくれた」と指揮官は最高のスタートを喜んだ。

デビューまでの長くつらい道のり

レーバークーゼンは今夏、移籍に難色を示していたリーベル・プレート(アルゼンチン)と交渉を重ね、国際サッカー連盟(FIFA)の承認をもってようやくアラリオの獲得にこぎつけた。その道のりが長く険しいものであったのはアラリオにとっても同じだ。「毎日トレーニングを続けているのに、試合に出させてもらえない。とても大変だった」

だからこそ、ハンブルク戦後は「試合に勝つことができてうれしい。この1勝はチームにとってとても大きいよ。このゴールは僕を支え続けてくれた家族に捧げたい」と喜びと安堵に浸っていた。

チームメートの力を借りてすぐに順応

ファンに対しては初披露となったが、アラリオの実力はチームメートの間ではすでにお墨付き。アラリオのアシストからダメ押しの3点目を決めたケビン・フォラントは、「彼はチームプレーヤー。どんなボールにも食らいつくし、技術も高い」と称える。

アラリオにとっては初の国外挑戦。そこには文化や言葉の壁が立ちはだかるが、フォラントは仲間が率先して馴染みやすい環境を作っていると明かしている。「プライベートでもいいヤツなんだ。彼はまず英語とドイツ語を勉強しなければいけないけど、通訳がいれば意志疎通はバッチリだ。彼がしっかりチームに馴染めるようにやっているよ」

それが実を結んだことは、ハンブルク戦を見れば一目瞭然。アラリオも「とてもやりやすかった。パートナーのベイリーとフォラントは強くてうまい。互いをよく理解し合っていることが分かったんじゃないかな」とチームメートとの連係に早くも手応えを感じているようだ。

レーバークーゼンは29日に敵地でシャルケと対戦。フォラントは「シャルケ戦も同じようにプレーして、もっと安定した戦いができるようにしたい」と気を引き締めるが、周囲はアラリオ、ベイリー、フォラントの“新マジックトライアングル”に大きな期待を寄せている。