Summary

  • ラームがDFB杯準決勝の前日会見に出席
  • ラームは今季限りでの現役引退を表明している
  • 現役最後の目標は自身7度目のDFB杯制覇

これまで数え切れないほどのタイトルを手にしてきたバイエルン・ミュンヘンのフィリップ・ラームが今年6月に現役生活に幕を引く。ラームは2014年にワールドカップ優勝を成し遂げ、栄光に包まれたままドイツ代表を退いたが、ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)で優勝を飾って現役生活に別れを告げることができたらどれだけ素晴らしいだろうか。

バイエルンは4月26日、ドルトムントをホームに迎えてDFB杯の準決勝を戦う。キャリア23個目のタイトルを獲得するためには、この準決勝を突破しなければならない。もちろん、今季のブンデスリーガ優勝が22個目のタイトルになることが前提の話である。

前日の記者会見に出席したラームは以下のように語っている。「もちろん、優勝して選手としてのキャリアが終わることができれば最高だと思う。ベルリンでは何度も決勝戦を戦った。いつ行っても最高の雰囲気だ。だからこそ、このカップ戦が魅力的なものになっている。美しい最後になればいいと思う」

ラームのキャリアは2002/03シーズンのDFB杯1回戦でスタートした。今はカルロ・アンチェロッティ監督のアシスタントを務めるヘルマン・ゲルラント率いるリザーブチームの一員として公式戦デビュー。当時のチームメートにはバスティアン・シュバインシュタイガーや現ライプツィヒ監督のラルフ・ハーゼンヒュットルがいた。

その後はトップチームの練習に参加する機会も増え、2002年11月の欧州チャンピオンズリーグ(対ランス戦)でトップチームデビュー。その後も順調なキャリアを歩み続け、これまでDFB杯の決勝に7度出場して6度の優勝を飾っている。2012年の決勝でドルトムントに敗れなければ、そのキャリアはさらにパーフェクトなものになっていたはずだ。

そのドルトムントには2015年にも準決勝で敗れている。試合はPK戦にまでもつれ込み、ラームはPKを失敗した選手の一人に。この失敗は引退後も残る苦い思い出の一つとなるだろう。しかし、ラームはまだ自身の過去を振り返るつもりはない。勝ち取れるトロフィーが残っている限り、勝利を狙っていく。

「僕たちはどの大会でも最後まで戦いたいと思っている。つまり、26日の試合に勝利して決勝まで行きたいということだ。これでモチベーションが上がらないとすれば、選んだ仕事が間違っているということだね。今は感傷に浸る時ではない。引退して数週間が過ぎたら感傷的になるかもしれないけれど、今はまだプレーをする時だ」

5月27日、ベルリンで開催されるDFB杯決勝まで現役生活が続くことをラームは願っている。