Summary

  • ライプツィヒの2016/17シーズンを振り返る
  • ブンデスリーガ初挑戦にして2位フィニッシュ
  • ウェアナー、フォースベルクなど新たなスターが誕生

昨夏にトップリーグ初昇格を果たしたライプツィヒは、2016/17シーズンのブンデスリーガにおいて文字どおり旋風を巻き起こした。リーグ8連勝、シーズン20勝、そして誰も予想しなかった2位フィニッシュ……。ライプツィヒの歴史的なシーズンを振り返る。

補強

2016年夏、スポーツディレクターの職に専念することになったラルフ・ラングニックは、補強面でチームに多大な影響を与えた。シュトゥットガルトから加入したティモ・ウェアナーはブンデスリーガでドイツ人選手最多ゴールを挙げ、ザルツブルクから加わったナビ・ケイタも中盤でその才能を開花させた。DFのベルナルドとダヨ・ウパメカノは2人合わせてブンデスリーガ34試合に出場。ほとんどの新戦力が今季の躍進に貢献した。

ベストゲーム

ライプツィヒのサポーターにとって忘れられない試合はいくつかある。レーバークーゼンメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)、ハンブルガーSVとのアウェーゲームもそれに含まれるだろう。しかし、ドルトムントを1ー0で下した第2節こそ、今季最も重要な試合だったはずだ。ライプツィヒの激しいプレスの前にドルトムントはなす術がなかった。この結果はチームに大きな潜在能力があることを示唆すると同時に、その後のシーズンの戦い方を示すものとなった。また、ドルトムントを破ったという衝撃は、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督率いるチームへの関心度を劇的に高めるきっかけにもなった。

スタープレーヤー

スウェーデン代表FWエミル・フォースベルクの活躍は長くファンの記憶に残るだろう。彼が記録した19アシストは2014/15シーズンにケビン・デブライネ(当時ウォルフスブルク)が記録した「20」に次ぐ好成績。さらにフォースベルクは自らも8ゴールを奪っている。ウェアナー、ケイタ、ウィリー・オーバンも素晴らしい活躍を見せたが、シーズンを通して最も安定していたのはフォースベルクだろう。

成功の秘訣

ハーゼンヒュットル監督は謙虚でいながら、ハングリー精神に溢れ、細心の注意を払って戦術理解力の高いグループを作り上げることに成功した。しかし、指揮官がそうしたチームを作れたのも、彼の背後にラングニックSDがいたからこそ。移籍市場で獲得した選手たちのプレーを見ていると、ラングニックの理念が明確に見えてくる。

ラングニックは監督からSDに転身し、最も成功を収めたケースだろう。彼は指導者時代と同様、激しいプレッシングをベースとしたエネルギッシュなプレースタイルを好んでいる。現在のライプツィヒは、ラングニックが思い描いているイメージから生まれたと言える。