第8節が終了し、2015/16シーズンのブンデスリーガも約4分の1が終わったことになる。本稿では、開幕前の予想を良い意味で裏切り、ここまで大車輪の活躍を見せている5選手を取り上げていく。

マーセル・ヘラー

ダルムシュタット

育成年代ドイツ代表経験もあるヘラーだったが、フランクフルトではレギュラーを勝ち取れず、以降はブンデスリーガ2~3部のクラブを渡り歩き、2013年に当時3部だったダルムシュタットへ流れ着いた。そんな同選手は今、サッカー人生2度目の春を謳歌している。1981/82シーズン以来のトップリーグを戦っている同クラブのサイドアタッカーとして不動の地位を築き、チーム総得点の約半分に関与(4ゴール1アシスト)。時速34kmを超すその脚力は、これからもダルムシュタットのカウンター攻撃を支え続けるだろう。

マティアス・ギンター

ドルトムント

フライブルクから加入した昨シーズン、マッツ・フメルス、ネベン・ズボティッチ、ソクラティスの陰に隠れ、本職のCBとして起用されることはほとんどなく、試合に出られたとしても、あくまで守備固め要員として試合途中からボランチで出場するくらいだった。しかしトーマス・トゥヘル監督により右SBに配置されると、同ポジションが本職のルカシュ・ピシュチェクを追いやり、レギュラーの座をがっちりと確保。第1節と第8節では出番がなかったが、今季これまで6試合にフル出場しており、またDFというポジションながら1得点4アシストというゴール前での働きも見逃せない。

ユヌス・マリ

マインツ

2015年、ブンデスリーガで最も危険なMFは誰だろうか。それはマーコ・ロイスではなく、アリエン・ロッベンでもなく、ケビン・デブロイネでもない。マインツの10番を背負うマリだ。昨シーズン後半戦で6ゴールを決めた同選手は、今季も第8節終了時ですでに6ゴール。2015年計12得点は、同リーグ中盤選手の中で最多となっている。守備に対する姿勢は物足りない時もあるが、まだ年齢も23歳と若く、今後大化けする可能性を秘めている。

ベダド・イビシェビッチ

ヘルタ

ホッフェンハイムで頭角を現し、シュトゥットガルトに移籍直後の3シーズンのうち2シーズンで2桁得点を達成したストライカーも、昨季はついに2006/07シーズン以降初となる0得点で1年を終了。しかし、ブンデスリーガ外国籍選手の歴代得点ランキング10位という輝かしいキャリアは色褪せてなかった。今夏ヘルタに期限付き移籍をすると、これまで5試合で4得点を記録。同クラブの4位躍進に大きく貢献している。また、31歳というベテランだが、90分あたりの走行距離は11.3km。そしてFWながら1対1勝率も51%と極めて高い数字を誇っている。

ルーク・カスタイニョス

フランクフルト

2011年、フェイエノールト(オランダ)からインテル(イタリア)に移籍するも、出番に恵まれず1年で帰郷。そしてトゥエンテ(オランダ)で再び得点を量産し、2度目の国外挑戦に今夏選んだのはフランクフルトの地だった。「1歩下がって2歩前進」をモットーとするカスタイニョスは当初、昨季不動の2トップ、アレクサンダー・マイヤーとハリス・セフェロビッチのバックアッパーに過ぎないと思われていたが、すでに7試合で先発出場を飾り、4ゴール1アシストの活躍を残している。

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