2016欧州選手権フランス大会の予選が10月8日、欧州各地で行われ、ドイツ代表が敵地でアイルランドに0-1と敗れた。

アイルランド 1 - 0 ドイツ

予選突破まであと勝ち点1と王手をかけたドイツ代表が、立ち上がりから相手ゴールに迫った。開始1分、ヘクターの縦パスから初めのシュートチャンスを迎えたがミュラーのシュートは惜しくも相手DFにブロックされた。出だしこそ相手を圧倒したドイツだが、自陣ゴール前を固めるアイルランドに対して次第に苦戦を強いられた。ラストパスはことごとと相手にクリアーされる。35分、相手との競り合い中に負傷したゲッツェに代わり、シュルレが入る。40分には右サイドからミュラーが折り返したボールをエジルがシュート。久々のシュートチャンスだったが、ボールはわずかにゴール左へ外れた。前半終了間際、アイルランドのGKギブンが膝の負傷で退いた。

後半の立ち上がりは、自陣深くに全員が戻るアイルランドに対してドイツの両センターバックがハーフラインより10mも前に位置する場面も多く見られた。それでもアイルランドはここぞという時にスピードを上げ、じわじわとドイツゴールを脅かす。しかし、その裏をついたのはノイアーだった。55分、相手のシュートをキャッチして素早い判断でパントキック。相手DFラインの裏にロイスを走らせた。ロイスからのクロスにシュアレが右足で合わせたが、シュートは大きくゴールを越えた。70分、攻め込んでくるロイスのボールを自陣で奪ったアイルランドは、そこからバックパスを受けたGKランドルフが前線へロングキックをおくると、これに反応したFWのロングがドイツDF3人を置き去りにして右足で豪快なシュートを決めた。先制を許したドイツは最後まで攻め続けたが、終了間際のフメルスのヘディングシュートもGKにキャッチされてしまう。結局ドイツは1点を奪うことができず、0-1と敗れた。この日の結果でグループDは1位のドイツ(勝ち点19)を、2位のポーランド、3位のアイルランドが勝ち点18で追うかたちとなった。残りは1試合、接戦のグループDに注目が集まる。

試合後のコメント

ヨアヒム・レーフ監督(ドイツ):不要な負けだった。1つのミスが試合を決めてしまった。(失点シーンは)先週のバイエルン対ドルトムントでも同じシーンがあったので、トレーニングでも確認していたが。まずは、多くのチャンスをつくりながらゴールが奪えない状況を、打開することが先決だ。

トーマス・ミュラー(ドイツ/バイエルン):どういう試合展開になるかは、明らかだった。多くのチャンスをつくることができたが、ゴールを奪えず、先制された。そこからは相手の時間稼ぎや倒れこむ演技の数々もあった。(自身の決定機は)左を狙ったが、あれは決めければいけなかった。自分の悔しさ以上にチームにとって痛い失敗となってしまった。

マッツ・フメルス(ドイツ/ドルトムント):こういう戦い方をしてくる相手に対して、起きるべきことが起きてしまった。立ち上がりはわれわれが多くのチャンスをつくることができたが、相手に一度のチャンスで得点を与えてしまった。失点の場面で、ロングボールに対して自分があと2歩下がっているべきだった。自分だけのミスではないが、自分のミスとして受け入れたい。