9月11日、ドイツサッカーの重鎮で“皇帝”の異名を持つフランツ・ベッケンバウアー氏が、記念すべき70回目の誕生日を迎えた。ブンデスリーガ公式サイトは、関係者からのお祝いの言葉を以下に掲載していきます。

カールハインツ・ルンメニゲ(バイエルン・ミュンヘン 社長)

「私は1974年からバイエルンにいるが、彼はどんな時も“カイザー(皇帝)”だった。模範的であり、このクラブの歴史において重要な人物であることに疑いはない。バイエルン創設から115年が経ったが、ベッケンバウアー氏のおかげでクラブはトップレベルに来ることができたんだ。彼の働きがなければ、チームの発展など絶対にありえなかった」

ローター・マテウス(元ドイツ代表、元バイエルン所属)

「彼は世界によく知られたドイツサッカーの顔であり、(バイエルンの)名誉会長だ。バイエルンでは広報部長以外の全てのポジションを務めてきたんだよ。あれだけの成功を収めながらノーマルな生活をしており、そして誰もが知るように本当に優しい人柄だ。それは多くの偉大なサッカー選手にも言えるかもしれないね。ペレも似たような性格だ。だから彼らの間には友情が芽生えているのだろう」

ルディ・フェラー(レーバークーゼン スポーツディレクター)

「親愛なるボスへ! 私はあなたの下で6年間、選手としてプレーしました。これからも健康でいられることを願っています。それが最も重要なことですからね!」

ハンスゲオルグ・シュワルツェンベック(元ドイツ代表、元バイエルン所属)

「フランツのような男がいることは、サッカーの世界にとって非常に重要なことだ。ワールドカップ・ドイツ大会での(組織委員長としての)働きを見れば、彼の影響力や仕事ぶりが、誰にでも真似できるわけではないというのが分かるだろう」

ホルガー・オジェック(元ドイツ代表コーチ)

「初めての出会いは1977年、私が当時所属していたバンクーバー・ホワイトキャップス(カナダ)と、フランツがペレやジョルジョ・キナーリャといたスター選手とともい所属していたニューヨーク・コスモスとの一戦だった。それはカナダで初めて、チケットが完売したサッカーの試合だった。しかも、我々が5-3で勝つことができた。それは本当に最高の瞬間だった。フランツは選手として卓越していた。今日で言えば、彼の役割はボランチといったところか。長い距離を走るわけでもなく、マンツーマンでマークするわけでもなく、クリエイティブな選手だった。1990年のW杯を制した後は、マルセイユ(フランス)でも一緒に働いた。エリック・カントナやジャン・ティガナ、ジャンピエール・パパンがいたが、注目すべきはフランツがこれらのスター選手たち、そして外国でも受け入れられていたことだ」

ピエール・リトバルスキー(元ドイツ代表)

 「デュッセルドルフで行われたイングランド代表との試合前、フランツは私に“観客のためにドリブルを見せるのではなく、ゴールを決めろ”と言った。その試合で私は2得点を挙げることができたので、少なくとも1カ月は満足してもらえたはずだ。彼の下では、自分にとって難しい時期だった。だからこそ、W杯イタリア大会の代表に選出してもらい、感謝している。そして、決勝戦で出場の機会を与えてもらい…それは自分にとってこれ以上ない幸せなことだった」