ブンデスリーガ第3節は8月28日から30日に開催される。29日(土)には武藤嘉紀が所属するマインツと清武弘嗣と酒井宏樹が所属するハノーファーが対戦する。今季加入した武藤にとっては、初の日本人対決となる。

今シーズン、互いにチームの得点源だった選手を放出したマインツとハノーファー。マインツの岡崎慎司はレスター・シティへ、ハノーファーのホセルはストーク・シティへとイングランドに旅立ち、ハノーファーのキャプテンだったラース・シュティンドルはメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)へ移籍した。

第2節を終えてマインツは1勝1敗。ホームで迎えた第1節で、昇格組のインゴルシュタットに敗戦という苦しいスタートとなったが、第2節では昨シーズン3位のボルシアMGに2ー1で勝利を収めた。一方、ハノーファーはここまで1敗1分。2試合を終えて未勝利は、チームにとって6年ぶりであり、昨シーズンの不調から抜け出し切れていない。

昨シーズンの途中に就任したマーティン・シュミット監督が指揮を執るようになってからの試合を分析すると、マインツはポゼッション率が低い試合で勝率は良く、カウンターを得意とし、よく走るチームとなっている。ポジッション率でいえば、シュミット監督の下で挙げた全6勝のうち、5試合のポゼッションは相手チームよりも下回っている。例えば、前節のボルシアMG戦では35%だった。カウンターからのゴールは、これまで15試合で5ゴールを奪っている。今シーズンの走行距離は、全18クラブでトップ。特に、新キャプテンのユリアン・バウムガートリンガーはリーグ選手別ランキング2位で、2試合で合計25.2kmを走っている。前節、ブンデスリーガ初先発を果たした武藤はこの試合、チーム2位の走行距離(12.4km)で、スプリント数はチームトップの29回だった。シュートもチーム最多の3本を放ったが、初ゴールを挙げるには至っていない。それでもマインツの公式ツイッターによると、指揮官は武藤のプレーにはある程度の評価をしているようだ。

今回の相手、ハノーファーには同じ日本代表の酒井がいる。酒井は第1節では先発から外れたが、前節は左SBでフル出場。チームはレーバークーゼンに直接FK一発で敗れ、酒井自身がボールに絡む回数は多かったが、競り合いの勝率は約6割とDFとしは決して高い数字ではなかった。それでも、武藤とのマッチアップではブンデスリーガの先輩として意地と経験を見せたいところだろう。

マインツのハノーファーとの対戦成績は、4勝6敗8分とやや分が悪い。また、これまでのポゼッション率の平均はマインツが44%、ハノーファーが49%とほぼ互角なことから、マインツが得意とするカウンターからの速攻を生かせるのか、なかなか難しい試合になりそうだ。