ブンデスリーガ2015/2016シーズンがいよいよ開幕した。第1節の9試合で目を引いたのが、各クラブのスピードスターたちだ。「韋駄天」という言葉がぴったりの選手たちが縦横無尽にピッチを駆け回った。今季はどうやら、昨季にも増してスピード感のあるブンデスリーガとなりそうだ。

ヘラー、阻止不可能

33年ぶりにブンデスリーガ1部に返り咲きを果たしたダルムシュタット。開幕戦でスタジアムを興奮の渦に巻き込んだのはMFマーセル・ヘラーだ。31分、相手ボールのコーナーキックからのカウンターで約60mを独走し、先制ゴールを決めたのだ。クラブにとって33年ぶりとなるブンデスリーガ1部でのゴール。その後もヘラーはそのスピードで相手ハノーファーを翻弄し、54分にもゴールを決めた。ピッチに立った20人のフィールドプレーヤーでトップのスプリント速度(時速34.1km)をマークしている。

ドルトムントの突風

ドルトムントのホームスタジアムに突風を吹かせたのは、ピエールエメリック・オバメヤンだ。一度スピードに乗れば、誰も止めることはできない。チームの3点目ヘンリック・ミキタリヤンのゴールをお膳立てしたプレーは、オバメヤンの真骨頂と言える。トップスピードは時速34.3kmに達したが、それでも顔が上がった状態で視野を確保し、絶妙のラストパスを送った。

第1節の韋駄天ランキング

風のように速いドルトムントのピエールエメリック・オバメヤン

1位:カリム・ベララビ(レーバークーゼン)時速34.6km
2位:ニコ・シュルツ(ヘルタ)時速34.3km
2位:ピエールエメリック・オバメヤン(ドルトムント)時速34.3km
4位:マーセル・ヘラー(ダルムシュタット)時速34.1km
5位:アンドレアス・クリステンセン(メンヘングラードバッハ)時速34.0km

ミュンヘンのファンに魔法をかけたコスタ

バイエルンに新加入したドグラス・コスタはミュンヘンの人々を魔法にかけてしまったようだ。69分、マリオ・ゲッツェからのパスは、誰が見ても追いつきそうもなかったのだが、コスタにとっては違った。一気にスピードを上げるとタッチライン際でそのボールに追いつき、そのまま敵陣深くまで持ち込んでセンタリング。これがトーマス・ミュラーのゴールを生んだ。その光景は、目疑うほどだった。コスタの試合中スプリント最高速度は32.5kmに達している。

やはりベララビ

レーバークーゼンのカリム・ベララビがブンデスリーガ第1節で最も速く走った男だ。最高速度は時速34.6kmに達した。ベララビはその速度だけではなく、スプリント回数(39回)でも第1節のトップだった。

一瞬でも目を離せば、もうそこには居ない。第2節以降も韋駄天たちの活躍に注目だ。