マインツ武藤、途中出場も黒星スタート
ブンデスリーガ第1節2日目は8月15日に6試合が行われ、武藤嘉紀が新加入したマインツは、ブンデスリーガに初挑戦するインゴルシュタットと本拠地で対戦した。武藤はベンチスタートとなり、1点を追う78分から出場したが、ゴールを奪うことはできなかった。
マインツ 0-1 インゴルシュタット
立ち上がりは、マインツがインゴルシュタットの勢いに押し込まれる展開だった。しかし、マインツも少しずつ盛り返し、9分には右サイドを崩し、この試合初めてのシュートチャンスを迎えた。その後は両者ほぼ互角に試合を進めたが、得点は生まれない。31分、インゴルシュタットの左SBエンゲルのミドルシュートがマインツゴールを脅かしたが、GKカリウスが好セーブで阻止。前半は0-0で折り返した。
後半は、マインツがやや優勢に試合を運ぶが、再三のゴールチャンスはインゴルシュタットの好守に阻まれた。66分、インゴルシュタットがブンデスリーガ初ゴールを挙げる。ペナルティーエリア内でパスを受けたFWヒンターゼーアが簡単にマインツDFブンガードを抜き、右足で決めた。武藤がブンデスリーガデビューを果たしたのは78分。ニーダーレヒナーと交代し、そのままツートップの位置に入ると、その直後に左サイドでスピードに乗ったドリブル突破を見せて会場を沸かせた。しかし、見せ場はそれだけに留まり、ゴールに絡む仕事はできなかった。試合はこのまま0-1で終了し、マインツの2015/16シーズンは黒星スタートとなった。一方、インゴルシュタットはクラブ史上に残るブンデスリーガ1勝目に歓喜した。