最終チェック(2):バイエルン・ミュンヘン

【現在の状況】

プレシーズンの強化試合ではバレンシア(スペイン)、ACミラン(イタリア)、レアル・マドリード(スペイン)という世界の強豪に勝利。ジョゼップ・グアルディオラ監督の「我々の準備はできている」という言葉通り、すでに戦闘態勢に入っている。ただし、今シーズン初の公式戦となったドイツ・スーパーカップで、ウォルフスブルクに試合終了間際に同点に追いつかれ、PK戦の末にタイトルを逃したことは、やや暗い影を落とす。それでも、トーマス・ミュラーは前向きで、「来週も良いサッカーをしたいけれど、結果も出さなければ」と話している。アリエン・ロッベンは「これまで他のクラブが達成したことのない、素晴らしい目標だ」と前人未到の4連覇を意識している。

【戦術】

グアルディオラ体制3年目となり、チームに同監督の哲学は浸透している。好みの4-3-3や3-5-2のシステムは決して固定されているわけではなく、フレキシブルだ。最近では中盤に人を密集させ、ボール支配率をさらに高めるべく、3バックとゼロトップを用いることが増えている。それでも、攻撃的なSBを起用した4バックのシステムが第一の選択になるだろう。

【新加入選手】

ドグラス・コスタ(右)とアルトゥーロ・ビダルを加え、チームの質はさらに上がった。特に、サイドアタッカーのコスタはスピードやテクニックにおいて、今シーズン最大の“掘り出し物”になるかもしれない。ビダルは、グアルディオラ監督のシステムではより攻撃的な役割を担うことになる。闘争心むき出しなところが特徴で、ゲームを引っ張るポテンシャルを持っている。

【キープレイヤー:アリエン・ロッベン】

昨シーズンのロッベンは、けがで離脱するまでは彼のサッカー人生において最高のコンディションだった。21試合の出場に留まったが、その中で17得点を挙げている。31歳のオランダ代表は「今シーズンはもっと力を入れたい」とやる気に満ちた様子だ。今シーズン、負傷することがなければ、ロッベンはバイエルンのキーファクターとなるだろう。