2015/16シーズン夏の補強動向(7):シャルケ

【昨季の総括】

順位得点失点ボール支配率1対1勝率起用選手数       
424051%51%29
       
10月にイェンズ・ケラー前監督を解任し、欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝経験もあるロベルト・ディ・マッテオ氏を新指揮官に据えたシャルケ。リーグ前半戦終了時点で、3位と勝ち点1差の5位につけていたが、後半戦に入ると不安定な試合も多々見られ、6位でシーズンを終えた。しかし、過去5季で4度出場していたCL出場権は獲得できず、またオフ期間に入った直後にディ・マッテオ監督が辞任するなど、最後まで迷走した1年間だった。

【期待される新戦力】
2010年から右SBレギュラーとして活躍している内田篤人だが、昨季は負傷で戦列を離れることが多く、今オフ中にはついにひざを手術。開幕絶望はもちろんのこと、ホースト・ヘルトSDいわく「前半戦をすべて欠場するかもしれない」ため、クラブはジュニオール・カイサラを補強している。また、右SBだけでなくボランチでもプレー可能なザシャ・リーターもフライブルクから獲得したことで、同ポジションは一転してシャルケの最激戦区となった。また、マインツからU-21ドイツ代表のヨハネス・ガイスも加わり、中盤の底も強化。同選手の右足から繰り出される正確無比なプレースキックも新たな武器として期待できそうだ。

【放出された主力選手】
クリスティアン・フクス、シネドゥ・オバジ、ヤン・キルヒホフらが今夏チームを去ったが、いずれも昨季は“核”と呼べるほどの働きを見せられなかったため、大幅な戦力ダウンには直結しないだろう。ただし、2008年から在籍していたジェファーソン・ファルファンがUAEリーグへ移籍したことは、ファンに大きな衝撃を与えている。

【さらなる補強の必要性】
マックス・マイヤー、ユリアン・ドラクスラー、マキシム・チュポモティングらサイドが可能な選手は複数いるが、「ファルファンが移籍するとなれば、右サイドの攻撃について考えなければならない」とヘルトSDが話していたように、同選手がシャルケを去った今、縦への突破力に優れたアタッカータイプの補強は極めて重要。また、エースFWクラースヤン・フンテラーが欠場した場合の代役探しも、同SDに課せられた任務である。