2015/16シーズン夏の補強動向(3):フランクフルト

【昨季の総括】

順位得点失点ボール支配率1対1勝率起用選手数       
566249%49%26
       

長谷部誠と乾貴士が所属するアイントラハト・フランクフルトは昨シーズン、トーマス・シャーフ監督の下、メンバーが大幅に入れ替わったにもかかわらず一度も残留争いに絡むことなく、前シーズンを上回る勝ち点を獲得した。ただし、シーズンを通して好調だったわけではなく、特にアウェー戦ではリードを奪われることが多く、苦戦を強いられた。

【期待される新戦力】
フランクフルトにとって、超大型補強はなかなか難しい。目玉と言えるのは、レーバークーゼンから移籍したシュテファン・ライナーツだろう。長谷部やスロボダン・メドイェヴィッチとともに中盤からチームを支えることになる。現在26歳のライナーツは、レーバークーゼンに6年在籍し、欧州チャンピオンズリーグでの国際経験も積んできた。ホッフェンハイムから移籍したCBダビド・アブラハムやオランダ出身のMFルーク・カスタイニョスも即戦力となり得る。

【放出された主力選手】
正GKでキャプテンも務めたケビン・トラップがフランスリーグのパリ・サンジェルマンへ移籍。トラップは2012シーズンに加入し、96試合に出場した。同じくGKのフェリックス・ビートバルトも手放している。昨シーズン、ブンデスリーガ22試合に出場したブラジル出身のルーカス・ピアソンは 期限終了につき、チェルシー(イングランド)へ復帰した。

【さらなる補強の必要性】
2シーズンぶりにフランクフルトに復帰したアルミン・フェー監督は、「前線の左ができる選手がほしい」と7月初旬に当サイトドイツ語版が行ったインタビューで答えた。また、「ケビン・トラップが移籍するなら、(ハインツ・)リンドナーに並んでもう一人GKを獲得しなければ」とも話している。指揮官の2つの要求に応えるべく、スポーツディレクターのブルーノ・ヒュープナー氏は9月中旬まで奔走することになるだろう。