Summary

  • バイエルン加入3年目のティアゴが躍動
  • 今季はトップ下のポジションで真価を発揮
  • CLアーセナル戦では2ゴール1アシストの大活躍

ティアゴ・アルカンタラがバイエルン・ミュンヘンの新たなけん引役として躍動している。バイエルンは15日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦のファーストレグでアーセナル(イングランド)に5ー1で大勝。この一戦でティアゴは2ゴール1アシストをマークして勝利の立役者となった。

そんなティアゴに対し、カールハインツ・ルンメニゲ社長は「私の印象では彼がベストプレーヤーだった。2ゴールを挙げたからというだけでなく、そのプレーもずば抜けていた」とベタ褒め。カルロ・アンチェロッティ監督も「抜群のパフォーマンスだった。ゴールも決めたし、パーフェクトそのものだった」と称賛を惜しまない。

恩師が去り、ドイツでさらに成長

ティアゴは2013年夏、当時の監督だったペップ・グラルディオラ(現マンチェスター・C監督)が古巣のバルセロナ(スペイン)から教え子を引き抜く形でバイエルンに加入。その恩師は昨夏にクラブを去ったが、ティアゴはその後もドイツの地で着実に成長を続けている。アンチェロティ新監督の下で4-2-3-1のトップ下に抜擢され奮闘。第16節に行われたライプツィヒとの首位攻防戦では1ゴール1アシストの活躍で3ー0の快勝に貢献した。

アンチェロッティ監督はCLのアーセナル戦後、「彼をラインの中間でプレーさせた。そこがチームにとって非常に重要なポジションだからだ」とティアゴがキーマンであったことを明言。昨季までも主に守備的MFの位置で責任ある役割を担ってきたが、その頭脳的プレーと視野の広さは、攻撃的なポジションでこそより生きるようになっている。

ティアゴの存在が攻撃を多彩に

アリエン・ロッベンは「チームには彼の創造性とラインの間を抜くパスが必要だ。彼はスペースを効果的に突くのがうまい」とティアゴに大きな信頼を寄せる。2-0で勝利した前節のインゴルシュタット戦では、まさにティアゴの一瞬のひらめきからロッベンのゴールが生まれた。ティアゴが4人のDFを前にリスキーなパスを通したことで突破口が生まれたのだ。

負傷で年明けの数試合は欠場を余儀なくされたが、彼の復帰とともにバイエルンの調子が上向きになったのは決して偶然ではないだろう。ティアゴの存在により、バイエルンの攻撃はより多彩になった。キャプテンのフィリップ・ラームはティアゴがトップ下でプレーする強みについて、「長くボールをキープし、ペナルティーエリア内に危険なパスを出せる」と評している。