Summary

  • ドルトムントMFシャヒン、CLモナコ戦後のインタビュー
  • 11日夜に発生した爆発事件について胸の内を吐露
  • チームメイトの様子や監督が語った言葉についても言及

欧州チャンピオンズリーグの準々決勝ファーストレグが4月12日に行われ、ドルトムントがモナコ(フランス)に2ー3で敗れた。選手たちは懸命に戦ったものの、爆発事件の動揺は隠せず。試合後、ヌリ・シャヒンが重い口を開き、爆発の瞬間、そして試合前の監督の言葉について語った。

——襲撃から24時間も経たないうちに、ピッチに立たなければなりませんでした。それをどう受け入れましたか?

シャヒン 僕が出たのは後半からだけど、前半のゴールの奪われ方にはもちろん心が痛んだ。これはベンチでも言っていたけど、何とも言えない変な気分だったよ。ただ、ピッチに立つからには、切り替えなければいけないところだったと思う。僕らはクラブとチームメイトに対して大きな責任を負っているわけだから、ベストを尽くそうと努めた。後半は全体的にいいリアクションができたんじゃないかな。

——結果は二の次だということを踏まえた上で、この結果をどう見ますか?

シャヒン 1ー3とされた後、みんなに「もう1点入れなければいけない」と言った。結果的にその1点には大きな意味があり、来週にはもっと大きな意味を持つものになると思う。

——試合に向けて、前夜はどのように過ごしましたか?

シャヒン 正直に話せば、試合の準備はしていなかった。昨夜、家に戻った後にようやく何が起きたのかを理解したよ。妻と息子がショックを受けた様子でドアのところに立っていて、その時に自分たちにどれほど運があったかを悟った。今日は何も読みたくなかったけど、チームの集合場所に行くまで手には携帯電話を持っていた。気分のいいものではなかった。本当にね。

——火曜日の夜に起きたことを選手はどのように捉えているのでしょうか?

シャヒン 涙を誘うようなことは言いたくないけど、あの瞬間のバスでの出来事は一生付きまとうと思う。恐ろしい光景だった。忘れることはできない。

——順延された試合が事件後すぐに行われたことについては?

シャヒン 僕らが試合をしなければいけないというのは普通じゃない。もちろん、僕らはビッククラブの一員で、世界中が注目している大会で戦っているのだから、いろいろな事情があることは理解している。僕自身もサッカーを愛しているからね。けれど、人生にはサッカーよりも大切なものがある。それに僕らだって人間だ。僕らが遭遇したこと、味わったことを理解してほしい。今ここで、サッカーによってどうこうしようというのは、率直なところ僕の理解を超えている。以前ストックホルムやイスタンブールで起きたことは、僕らにとってどこか遠い出来事だった。テレビで見ていたのだからそれも当然だ。故郷のイスタンブールで起きたことはすごく悲しかったけどね。けれど今回、それがどういうことなのか身をもって受け止めなければいけなかった。それによってどういう気持ちになるのか。ぞっとした! もう誰もこんな経験をしないで済むよう願っている。

——普段どおりに戻るため、チームではどのようなことをしましたか?

シャヒン 試合前に監督がうまく話してくれたよ。どう向き合っていくか、それは一人ひとり違うので、それぞれのやり方でやれとね。それは正しいと思う。とにかく今は家に帰れることがうれしい。まだ(家族の)みんなが起きていて、いつものように一緒にソファーでゆっくりできればいいと思っている。妻からは、試合が無事に終わってあなたが家に帰ってきたらどれだけホッとするかという連絡がきた。今は家にいられることに喜びを感じている。