Summary

  • バイエルンのキミッヒがドイツ代表歴代2位タイの記録を達成
  • W杯予選のノルウェー戦で代表戦21試合連続フル出場
  • フィリップ・ラームの理想的な後継者として地位を確立

バイエルン・ミュンヘンのヨシュア・キミッヒが9月4日に行われたロシア・ワールドカップ欧州予選のノルウェー戦で、ドイツ代表歴代2位タイとなる21試合連続フル出場を達成した。

キミッヒは代表デビュー2試合目となったユーロ2016の北アイルランド戦以降、ドイツ代表の全試合でフル出場を続け、フランツ・ベッケンバウアー氏が1973年から1975年にかけて作った偉大な記録に到達。この2人の記録を上回るのは、1968年から1971年にかけて34試合連続フル出場を果たしているベルティ・フォクツ氏だけだ。

キミッヒは試合終了後、「素晴らしい夜だったし、最高の雰囲気だったね。パフォーマンスもそれにふさわしかったと思う」と興奮覚めやらぬ様子。この日も右サイドバックとして安定したパフォーマンスを見せ、ドイツの6ー0の大勝に貢献した。

ラームの理想的な後継者

長らくドイツ代表の主軸を担ったフィリップ・ラームが2014年のワールドカップ優勝後に代表を引退すると、ヨアヒム・レーフ監督は右サイドバックの後釜探しの必要性に迫られた。だが幸運なことに、キミッヒは体のサイズ、資質、能力、態度で理想的な後継者候補となった。

レーフ監督は2016年5月に行われたスロバキアとの親善試合で初めてキミッヒを起用、「ヨシュアは過去10年間で私が見てきた中でも最も才能がある選手の一人だ」と語っていた。また、「彼には強い意志と意欲がある。練習でも常に最高のプレーをすることを望んでいる。素晴らしいキャリアを過ごせると思う」と精神面についても称賛していた。

すでに「キミッヒの時代」へ突入

クラブでも代表でも世代交代の時期はあり、選手が入れ替われば前者と後者の比較は避けて通れない。しかし、キミッヒは自分自身の歴史を作っていきたいと語っている。「フィリップ・ラームは完璧なキャリアを過ごした。彼と全く同じ選手にはなれない。でも、僕にとって大切なのは自分のやり方を貫くことだ。ラームのクローンのようには見られたくない。ヨシュア・キミッヒとしてやっていきたい」

キミッヒは22歳の若さでベッケンバウアー氏の記録に並び、二度のブンデスリーガ制覇とコンフェデレーションズカップ優勝を経験した。将来的にドイツ代表とバイエルンでキャプテンマークを巻くと思っている人もいるが、そうした素晴らしい未来に向かって「キミッヒの時代」はすでに始まっている。