Summary

  • ライプツィヒに加入した20歳のフランス人FWオギュスタン
  • 昨季まではパリ・サンジェルマンに所属
  • 2016年のUー19欧州選手権では大会MVPに輝く

ライプツィヒがまたしても若い才能を獲得した。7月6日にパリ・サンジェルマンから獲得した弱冠20歳のストライカー、ジャンケビン・オギュスタン。昨夏にドイツで行われたUー19欧州選手権でキリアン・ムバッペ(モナコ)を上回る得点数を挙げて得点王に輝いた逸材だ。ルイス・スアレス(バルセロナ)に憧れ、パリ・サンジェルマンでズラタン・イブラヒモビッチから学んだというパリ生まれのFWは一体どんな選手なのか? リオネル・メッシも将来性を認めたという期待の星を紹介する。

オギュスタンは2009年にパリ・サンジェルマンに加入し、2015年にトップチームへ昇格。順調なステップアップを続けてきた彼の持ち味は、力強さとダイナミックさだ。今夏にヘルタ・ベルリンへ移籍したデービー・ゼルケの後継者として白羽の矢が立ったが、屈強な体格を生かして相手を圧倒するゼルケに対し、身長177センチのオギュスタンはスピードを最大の武器とする。ペナルティーエリア周辺の危険なエリアで相手を揺さぶり、ゴールを導き出すタイプの選手だ。

ムバッペを抑えてUー19欧州選手権MVPに

オギュスタンのプレーの幅の広さは相手にとって予測不能。そのことは、昨夏のUー19欧州選手権でも証明済みだ。当時19歳だったオギュスタンは5試合で6ゴールを挙げる活躍でフランスの優勝に貢献。昨季モナコでブレイクを果たしたムバッペを上回り、大会得点王とMVPに輝いた。

才能という点で両者に差はないが、ムバッペは欧州チャンピオンズリーグ(CL)の舞台で結果を残した分、一歩リードといった状況。ただ、ライプツィヒに加入した今季はオギュスタンもCLの舞台に立つチャンスがある。ブンデスリーガはもちろん、世界最高峰の舞台でもしっかり名前を売っていくだろう。

師匠はイブラヒモビッチ!?

オギュスタンは入団会見の席で、自らの持ち味を「攻撃におけるフレキシビリティ」だと話し、「1番好きなのは9番のポジションだけど、サイドアタッカーもできる」と自己アピール。また、移籍の理由については、「自分のような若い選手がベストな成長をするために、ここは最適な場所」と語り、若手が次々と才能を開花させているライプツィヒへの期待を口にした。

昨季はリーグ戦10試合で1ゴール2アシストという成績にとどまったが、2015年のトップチーム昇格以来、トレーニングでは貴重な経験を積む機会に恵まれた。チームにイブラヒモビッチ、エディンソン・カバーニという最高のお手本がいたからだ。「ズラタンとプレーできたことはすごく印象に残っている。彼は偉大な選手で人柄も素晴らしい。熱心だし、たとえ練習であっても常に勝つことを目指している。彼を見て、一緒にプレーすることで学ぶことは多かったよ」

メッシも認めた逸材

昨年11月にはバルセロナのメッシが選ぶ10人の逸材に名を連ねるなど周囲の期待は高いが、本人はさほど重圧を感じていないようだ。「僕は自分にプレッシャーをかけるタイプではないので、プレッシャーを感じることはない。メッシが選んでくれたことは率直にうれしい」

これまでフランスの各世代で代表入りを果たし、この夏に韓国で開催されたUー20ワールドカップでは3試合で4ゴールをマークした。チームがラウンド16でイタリアに勝っていれば、もっとゴールを決めていたに違いない。若く、貪欲で、向上心もある。ライプツィヒのコンセプトにもぴたりとはまるオギュスタンは、新天地でその能力をさらに開花させていくつもりだ。