Summary

  • ヘルタのホーム成績はリーグトップの9勝1分け1敗
  • 第22節ではフランクフルトとの上位対決を制した
  • 昨夏加入のスロバキア人MFドゥダが待望の戦列復帰

ヘルタ・ベルリンが2月25日に行われたアイントラハト・フランクフルトとの上位対決を制して5位に浮上した。結果はもちろん、チャンスを与えられた選手の活躍、待ちに待った新戦力のデビューなど、この試合ではポジティブな要素がいくつも見られた。

フランクフルトのニコ・コバチ監督は高い守備力を誇るチームを率いて首都に乗り込んだが、ヘルタが粘り強く2ゴールを奪って2ー0で勝利。今季ホームで9勝目(1分け1敗)とベルリンでは無敵に近い強さを誇っている。

前半はボール支配率で上回ったフランクフルトが先制のチャンスをつかんだが、GKルン・ヤルステインが好セーブでしのいだ。一方のヘルタは、ハーフタイム直前にサロモン・カルーがシュートを放ったシーンまでこれといったチャンスがなかったが、後半に入ると形勢は逆転。パル・ダルダイ監督は「フランクフルトが前半のチャンスを逃した。あれが決まっていたら、我々は苦しくなっていた」と振り返る。

出場停止やケガ人で台所事情が苦しいフランクフルトに対し、ヘルタは背中を痛めているミチェル・ワイザーを除けばほぼベストメンバーでこのゲームに臨むことができた。張り替えたばかりの芝も味方し、徐々に調子を上げたヘルタは52分にベダド・イビシェビッチがゴール。頼れるキャプテンの今季10ゴール目で先制に成功した。

83分には19歳のマクシミリアン・ミッテルシュテットのクロスをブラジミール・ダリダが頭で合わせて追加点。途中出場ながら今季初のスコアポイントを記録したミッテルシュテットは、「監督にアピールできた。起用に結果で応えることができて良かった」と話した。第1節以来となるゴールを決めたダリダも、「マキシからとてもいいクロスが入った」と味方のアシストを称賛。一方で「ホームだけでなく、今度はアウェーでも勝ち点を取らないと」と敵地での戦い方を変える必要性を訴えた。

ホームでの成績は首位バイエルン・ミュンヘン、2位ライプツィヒを上回るリーグトップ。総失点「5」はもちろんリーグ最少だ。しかし、アウェーでは常に苦戦を強いられて現在4連敗中。11試合を戦って勝ち点はわずか「9」にとどまっている。敵地で行われる次節のハンブルガーSV戦ではアウェー戦の連敗ストップと今季3勝目を狙う。

フランクフルト戦の終了直前、ダルダイ監督はダリダに代わってオンドレイ・ドゥダを投入。昨夏の補強の目玉として加入しながら、負傷で7カ月以上戦列を離れていたスロバキア代表MFが、ようやくヘルタでの公式戦デビューを飾った。「ドゥーダ! ドゥーダ! ドゥーダ!」の大歓声で迎えられたドゥダは、「ファンタスティック。全く試合に出ていないのにサポーターが名前を読んでくれた」と感激していた様子。内弁慶克服を目指すヘルタにとって、頼もしい戦力が一人増えた。