Summary

  • 新監督の下で優勝争いへの復帰を目指すドルトムント
  • ボス監督の目指すサッカーがプレシーズンで徐々に浸透
  • 昨季のリーグ得点王オバメヤンの残留が何よりの補強

ドルトムントは2017/18シーズンのブンデスリーガで優勝争いに加わることができるのか。昨季はドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)を制して有終の美を飾ったが、リーグ戦では早々にタイトルレースから脱落して3位。サポーターは自チームの優勝の可能性について盛んに議論している。

補強(IN&OUT)

レーバークーゼンからやって来たDFエーマー・トプラクと、メンヘングラートバッハ(ボルシアMG)から加入のMFマハムート・ダフートはすでにレギュラーの座を獲得したと言っていいだろう。ケガで出遅れていたFWマクシミリアン・フィリップ(フライブルク)も何とか開幕に間に合った。

新天地へ旅立ったのはマティアス・ギンター(ボルシアMG)、スベン・ベンダー(レーバークーゼン)、ミケル・メリーノ(ニューカッスルへ期限付き移籍)ら6選手。もっとも、複数クラブから関心を寄せられていた中心選手へのオファーを退けたのはここ数年との大きな違いだ。特に昨季のリーグ得点王ピエールエメリック・オバメヤンを残留させることができたのは大きい。また、代謝異常疾患で長期離脱していたマリオ・ゲッツェが復帰したのもプラス材料だろう。

監督

新たな選手が加わっただけでなく、監督もトーマス・トゥヘルからペーター・ボスに変わった。2016/17シーズンにアヤックスを欧州リーグのファイナルへ導いた実績を買われての就任である。PK戦の末に敗れたバイエルン・ミュンヘンとのドイツ・スーパーカップからも分かるように、ボス監督の戦術がチームに浸透するのにはもう少し時間がかかるだろう。とはいえ、攻撃的なサッカーを好み、若手の育成にも定評があることを踏まえれば、ドルトムントに合った指揮官だと見なすことができる。

スター選手

ドルトムントの選手として4シーズン連続で二桁得点を記録しているオバメヤンは、文字どおり替えの利かない選手だ。昨季は31ゴールを挙げ、ロベルト・レバンドフスキから得点王の座を奪うことに成功している。マーコ・ロイスは今季もケガで出遅れているが、若いクリスティアン・プリシッチやウスマン・デンベレが主力に定着。彼らのサポートを受けたオバメヤンが満足することなくゴールを重ねていけば、ドルトムントに違いをもたらすことができるはずだ。

カギとなる日程

敵地でのウォルフスブルク戦で幕を開ける今季は、昨季2位のライプツィヒと対戦する第8節が最初の試練となる。11月には昇格組のシュトゥットガルトとのアウェーゲームを挟んで、デア・クラシカー(バイエルン戦)、ルールダービー(シャルケ戦)とビッグマッチが続く。