Summary

  • ドルトムントのスベン・ベンダーが移籍
  • 新天地は双子の兄ラースが主将を務めるレーバークーゼン
  • 容姿から髪型まで瓜二つの2人。チームメートも敵も混乱間違いなし!?

スベン・ベンダーが8年間在籍したドルトムントを離れる決断を下した。新天地は双子の兄ラースが長年にわたってキャプテンを務めるレーバークーゼンだ。

2人を見分けるにはココに注目!

両選手は好みも似ているのか、容姿だけでなくヘアスタイルまで瓜二つで、見分けるのはなかなか至難の業だ。レーバークーゼンのハイコ・ヘルリッヒ新監督、そしてチームメートたちは、まず2人をきちんと見分けることから始めなければならない。

「見分けるには鼻の形を見ればいい」。ヒントを教えてくれたのは、ベンダー兄弟とともに2008年のUー19欧州選手権を制し、昨夏のリオデジャネイロ五輪でドイツを銀メダルに導いたホルスト・ルベッシュ氏だ。今年からドイツサッカー連盟のスポーツディレクターを務めるルベッシュ氏は「2試合やったところで、どっちがラースでどっちがスベンか分かるようになった」と話す。

初めて進んだ別々の道で互いに成長

2人はその容姿だけでなく、サッカー選手としてのキャリアもぴたりと重なる。地元クラブのTSVブランネンブルクでサッカーを始めると、ウンターハヒングを経て1860ミュンヘンに加入。ベンダー兄弟は常に“ドッペルパック”で歩んできた。

そんな2人が別々の道を歩み始めたのが2009年。ラースがレーバークーゼンへ、そして12分遅れで生まれたスベンはドルトムントへ移籍した。2人で一緒にやっているHP上でラースは、「サッカーという面から見れば、離れ離れになったのは良かったと思う。それまではプレースタイルもあまりに似通っていたが、今はその違いがはっきり出ているからね」とつづっている。

別々の選択はサッカー面だけでなく、プライベートでも2人の成長を後押しした。「2つの街は100キロしか離れていないから、よく“その間のどこかで一緒に暮らすの?”と聞かれたよ。けれど、僕らがそれを考えたことはなかった。というのも、車の運転が大変だし、独り暮らしは自立への一歩だったからね」。スベンがそう語れば、ラースも「そのとおり! 相手に食器洗いをアテにしなくなったからね」と、小さなことが大人へ成長するための第一歩になったと強調する。

ドアを開ければ同じ顔が…!? ドイツ代表がリオで大混乱

昨夏の五輪でルベッシュ監督がラースとスベンに相部屋を提案すると、2人は二つ返事で受け入れた。「この先、どれだけ一緒になれるか分からないからね」。当時、スベンはそう語っていたが、これからはクラブの遠征でも相部屋になる機会が増えそうだ。

リオ五輪では同じ部屋で暮らすツインズがチーム内にちょっとした混乱を招いた。ケルンのGKティモ・ホーンは大会中、「どうやって見分けをつければいいのか分からないよ。何か目印になるような特徴でもあればいいんだけどね。今のところ、かなり苦戦中だよ」と笑っていた。

チームメートの混乱を避けるそのためにも、まずは開幕までにチーム内で“ベンダー・ツインズ”の区別をしっかりつける必要がありそうだ。もし見分けがつかなかったら……そう、鼻の形を手掛かりにすればいい。